「赤毛のアン」の島4~お化けの森とモンゴメリの住居跡で出会った男性☆



アンの家の裏庭は「恋人たちの径*」と「お化けの森*」に繋がっていて、

(*どちらも「赤毛のアン」でアンが名付けた場所の呼び名)

「お化けの森」の向こうには、「赤毛のアン」の作者モンゴメリが住んでいた住居跡があります。


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(恋人たちの径)


肩を並べて歩く恋人たちの後姿が今にも見えてきそうな散歩道、

私はロマンチックな気分に浸りながら、夫と腕を組んで歩きたかったのですが、

いつも通り、一人でスタスタ先を歩く彼…ロマンチックも何もありません。



夫を追いかけ急ぎ足で歩いたとしたら…それはまさに、”亭主関白夫+惨めなおばさん” 💦

それではここの雰囲気ぶち壊しなので、私は優雅に(?)ゆっくり歩きました。

先を急ぐ旅じゃ無し…

夫くん、そんなに急いで何処へ行く?

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ここで夫は待っていて、二人で写真を撮り合いました。

それから「お化けの森」へ入ります。

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この森は「赤毛のアン」の中では、アンの家とダイアナの家の中間にあります。

何も起こらない平和な村に退屈したアンが、「本当はこの森にお化けがいる」という空想をどんどん膨らませます。

過剰な空想癖を心配したマリラは、アンを薄暗くなった森に使いに遣ります。


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アンが腰が抜けるほどに怖がった森…もっと不気味な所を想像していたのですが、

昼間だからでしょうか?明るく爽やかな散歩道です。


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ここは20年程前までは荒れ果てていて、

誰も足を踏み入れることができないような場所だったそうですが、



何十年振りかでこの地に戻って来たモンゴメリの従弟さん夫妻が、

「このままではカナダの貴重な文化遺産が失われてしまう。」と、

時間をかけて荒れ果てた森を整備され、今のような散歩道ができたそうです。


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ここは「赤毛のアン」で言えば、ダイアナの家がある場所ですが、モンゴメリの住居跡の敷地です。

モンゴメリは、ここから下方に広がる村を眺めるのが好きだったそうです。

残念ながら、彼女が住んだ家は現存していません。



1876年、1歳9か月で母親を失ったモンゴメリは母方の祖父母に引き取られ、

1911年、結婚してトロントに移住するまでの30数年間をここで過ごしました。


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(モンゴメリ住居跡記念碑)



モンゴメリの住居跡に向かって歩いていると、

可愛く細長い庭があって、その傍で「庭師さんかな?」と思われる男性が黙々と働いておられました。

「こんなところの庭で働けるなんて、なんてラッキーだろう~!」

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その男性に話しかけてみたい気もしましたが、お仕事の邪魔になってはいけないので、

「こんにちは!」と挨拶しただけで、通り過ぎました。



モンゴメリの住居跡(写真はありません)を訪ね、その帰りに井戸の写真を撮っていると、

先ほど庭で働いていた男性が私達の方へ近づいて来て、こう仰いました。

「こんにちは!あなた達はどこからいらっしゃったのですか?」

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夫が「アメリカのワシントン州です。」と答えた後、

続けて、「あなたはここの庭師さんですか?」と聞くと、



「私は庭でよく働いていますが、この屋敷のオーナーです。

ルーシー・モード・モンゴメリは私の従姉にあたります。」

と仰るので、ビックリしました。



その方の服装が、「ヨレヨレ」と言ったら失礼ですが、

夫と私が庭で仕事する時に着てるのと同じような服だったので、

こんな由緒あるお屋敷のご主人が、そんな恰好で畑を耕しておられるとは思わなかったのです。

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男性の名はジョン・マクネイル(John MacNeill)さんとおっしゃって、

グリーンゲーブルズのことや、「赤毛のアン」誕生の経緯について話をして下さいました。

まさかここで、モンゴメリの従弟の方に出会って、そんな貴重な話が伺えるとは!



感激したミモザは、

「私は今はアメリカに住んでいますが、日本で彼女の本を10冊以上読みました。

ここへ来るのが生涯の夢だったのです。ここへ来れて本当に嬉しいです。」と言いました。



するとジョンさんは、

「夢が叶ってよかったですね!あなたがここへ来て下さって、私も嬉しいですよ。」

と言いながら、優しくハグして下さったのです。

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(John Macneillさん)


「あっちの方に妻の本屋があるのですが、妻はそこで毎日、訪問客の方に向けて話をしています。

ルーシー(モンゴメリ)のいろんな話が聞けると思うので、

よかったら、そっちの方へも行ってみて下さいね。」



別れ際、右方向を指差しながら仰ったので、

私達はジョンさんに別れを告げ、ウキウキしながら本屋さんへ向かいました。

ところが、そこで聞いた話は…思いもよらぬ衝撃的なものでした。


「赤毛のアン」の島5に続きます。



それでは皆様、幸せな一日をお過ごし下さいね!


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by mimozacottage | 2017-12-30 04:05 | 赤毛のアン | Comments(12)
Commented by ann at 2017-12-30 08:10 x
ふむふむ・・・この丸木橋のところ?
ギルバードと30分も立ち話してるほど仲良しだとは知らなかったよ、とマリラに冷やかされた場所は
モンゴメリのふるさとという付加価値がなければ、この場所の普通のカナダの田舎なのでしょうね
モンゴメリ女史の話、アンの物語以外にも数々ありますよね
こないだ読んだ短編集に、ジム船長の話の下書きみたいな話がありました
他に、長編で、青い城、っていうのがロマンチックで好きですよ
モンゴメリはアンと同じでロマンチックに憧れていたのでしょうね
Commented by ろんまま at 2017-12-30 08:45 x
まるで サスペンスドラマを見ているようで次回がまたまた
楽しみになりました。若い子のようにウキウキする  とでも言ったらよろしいかしら。
昨日のパントリーのお話も  素晴らしかった
何より ご自宅にパントリーが二つもあることに 驚いて
読ませて頂きました、我が家は小さい小さいパントリー
ならず  物置が一個ですから
Commented by ukico32744 at 2017-12-30 18:37
まぁ!赤毛のアンの島5には、何が書かれるのか、今から興味深々です。

ミモザさんは、旅先でよくステキな出会いをされますよね。
それは、ミモザさんの心のアンテナが、知らず知らず普段以上に感度が鋭くなって、いろいろなものや人を引き付けるのだと思うのです。

それでは、インパクトのあるお話の続きを、よろしくね♪
Commented by 0102mayu at 2017-12-30 22:39
こんばんは~。
3.4年前のNHK朝の連続テレビ小説「赤毛のアン」を翻訳された村岡花子さんの半生記「花子とアン」が高視聴率で
「赤毛のアン」も再ブームになりました。
読書して頭の中で想像した場面が、実際に見られ
わくわくウキウキされたでしょうね~♪
「花子とアン」の主題歌を口ずさみながら
私もたのしませてもらいました^^

今年は、ミモザさんとお知り合いになれ
海外での生活のいち部分を知れたような気がしました。
ありがとうございます。
来年もよろしくお願いいたします。
Commented by mimozacottage at 2017-12-31 00:45
> annさん

Annさんはアンを熟知していらっしゃいますね!台詞の一つ一つも正確に記憶されて…
私は覚えていなかったので、またまた本を引っ張り出してきました(^-^)
丸木橋風の写真を撮った場所の近くにゲートがあるので、図星だと思います。流石!(^^)!
本当に…モンゴメリがいなかったら、ここはただの田舎(漁村)だと思います。

モンゴメリは詩と短編を多く残しているようですね。
私はアン・シリーズの外に、銀の森のパットやエミリー・シリーズなどを読みました。
「青い城」は買ったまま本棚にあるので、
Annさんのコメントを頂いてから読んでみようと思いました。
色々教えて頂いてありがとうございます!
Commented by mimozacottage at 2017-12-31 01:05
> ろんままさん
書かれた記事を拝読すると、(豊富な知識は別にして)文章も感性もとてもお若いので、
ろんままさんは「若い子」そのものですよ(^-^)

ジョンさんの奥様から聞いたモンゴメリの生涯の話は本当にショッキングで…
でも事実をありのまま伝えようとする、親戚の方達の姿勢に頭が下がりました。

2階のパントリー…本当はリネンクロゼットなんです💦
パントリーは1階にしかなくて不便だったので、(キッチンは2階)
私達が用途と名前を変えて、パントリーとして使っているだけなんですよ。
Commented by mimozacottage at 2017-12-31 01:20
> ukico32744さん
「赤毛のアンの島」は、はじめ4回ぐらいに分けて書こうと思ってたのですが、
書きたいと思うエピソードや聞いた話が一杯あって、
どうやって短くまとめようかと苦労しています(笑
Ukicoさんのように深みがあって、サッパリとした文章が書ければ…といつも思うんですよ(^-^)
仰る通り、旅に出ればアンテナが鋭くなっているかもしれません。
旅の最後にもビックリする出会いがありました。

本屋さんで聞いた話は、
Ukicoさんを悲しい気持ちにさせるかもしれないけど、読んで下さったら嬉しいです。
Commented at 2018-01-03 21:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2018-01-05 05:14
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2018-01-06 00:56
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by bienes at 2018-01-07 20:00
新年おめでとうございます
赤毛のアンは私の青春でした。
モンゴメリさんの人生を始めて詳しく知りました。
人生はいろいろあるんですね。
世界中の人たちが読んで心に残る本をプレゼントしてくれました。
彼女の残したものと共に彼女は私たちの心の中に鮮明にいきつづけていると思いました。

おせちを囲んでお友だちもいらっしゃって たのしいお正月でしたね
また今年もよろしくお願いします
Commented by mimozacottage at 2018-01-08 08:44
> bienesさん

明けましておめでとうございます。_(._.)_

私達の青春時代は絶大な人気がありましたよね。
私は大人になって読んだので、伝記や評伝なども一緒に読んで、
結婚してからの生活がそれほど書かれていないので、不思議だと思っていたのです。

結婚生活がここまで大変だったと知ったのは、
やはり、本屋さんで親戚の方の話を聞いてからでした。

私も同じです。アンは私の心に永遠に生きているし、
何回読み返しても、なんと美しい物語だろうと思います。
こちらこそ、よろしくお願いします(^-^)
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