カテゴリ:本( 4 )

あらゆる可能性が開かれる~本の紹介



右足が使えなくなって、読書の時間が出来ました。



こうなるまでは、居間に座って本を読んだりブログを書いていると、

「こんなことしてていいのかな?他にしないといけないことがあるんじゃないか?」

何となく居心地が悪いと言うか、ちょっと罪の意識を感じていたのです。



ところが今は右足をソファに投げ出して座っていることが、私の一番大事な仕事なので、

ブログも心置きなく書けるし、本も読み放題!

これを文字通り「怪我の功名」と言わずして、何と呼ぼう?

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大晦日に、国連の女性問題親善大使であり、映画「ハリーポッター」のヒロイン役で有名な女優、

エマ・ワトソンが主催する読書クラブの12月の課題図書、

”Mom& Me& Mom” を読み終えました。



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私がこの本を読もうと思ったのは、トランプがアメリカの次期大統領に決まってからでした。




彼が選挙に勝ってから、アメリカはこれまで以上に知性の欠けた嫌な国になりましたが、

かと言って、このまま黙って厭世的に生きたいとは思いません。

こんな時だからこそよけい、

たくさんの人が幸せに生きるために、私は何ができるのか?と問いかけています。




さて、著者のマヤ・アンジェロウ(Maya Angelou)は、

1928年ミゾリー州セントルイス生まれのアフリカンアメリカン。

3歳の時に両親が離婚して、アーカンソー州に住む父方の祖母に育てられました。




8歳で母親に引き取られて間もなく、母ビビアンの同棲相手にレイプされ、

彼(レイプ犯)が謎の死を遂げた後にマヤは失語症になって、再び祖母の元へ送られました。




自分の声を取り戻した後、14歳で再度ビビアン(母親)と一緒に住むことになりましたが、

一緒に暮らす実母を「お母さん」とは呼ばないで、遠慮がちに「レディ」と呼んで距離を取ります。




マヤは独立心が強い女性に育ち、黒人女性として初めてバスの車掌に応募、採用されますが、

16歳で未婚のまま妊娠、高校を卒業した3週間後、17歳の時に長男を出産します。




この時母ビビアンは完全に娘マヤの側に立ち、

未婚の母になった娘に対して一度も非難の目を向けたりすることはなく、

かえって、マヤが自分自身を卑下したり、惨めに思わなくてすむよう、

娘と生まれてきた孫を支え、溢れんばかりの愛情を注ぎます。




母親のそんな態度に尊敬を持ち始めたマヤは、彼女との距離を縮め、

彼女のことを初めて「お母さん」と呼ぶようになります。




自分の愛欲のために子供を犠牲にするとんでもない母親だったビビアンも、

娘が子供を持つ時には、誰もが真似できないような立派な母親になって全力で娘をサポートしたのです。

そして最期は、一度は捨てた娘マヤに温かく見守られながら、息を引き取りました。




著者マヤ・アンジェロウはバスの車掌さんから始まって、

シングルマザーとして子供を養育するために、ありとあらゆる職業を経験した後、




文学の素養を生かして作家になり、(文学の素養は声を失った子供時代に培われた)

劇、詩、作詞、自伝等の著述活動だけでなく、

歌手、女優、映画製作者、大学教授としても成功を収めます。




それと同時に、人種差別や女性差別の撤廃を求めて声を上げ、

60年代はキング牧師やマルコムXと行動を共にしました。




近年ではビル・クリントンの就任式でリサイタルした詩が1995年のグラミー賞を受賞、

2014年のマヤの死に際しては、

ビル・クリントン、オペラ・ウインフリー、ミシェル・オバマが彼女の死を悼むスピーチをしています。




彼女の人生の幕開けは、これでもかというほど暗いものでしたが、

後年の成功を見れば、「どんな人生も勇気を出して歩いていけば、あらゆる可能性が開かれる。」

そして、「人を許すことは自分の幸せに通じる。」と教えられた一冊でした。




では皆様、幸せな一日をお過ごし下さいね!





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by mimozacottage | 2017-01-03 08:00 | | Comments(4)

大きな森の小さな家



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ローラ・インガルス・ワイルダー作の「大草原の小さな家」は、

1975年~82年に放送されたテレビドラマで有名になりましたが、



私がローラの第1作「大きな森の小さな家」を知ったのは、その少し前でした。

70年代前半、実家の姉が定期購読していた「装苑」という雑誌に、

作家の佐野洋子さんの挿絵付きで、この物語のことが紹介されていたのです。
(この記事の挿絵は佐野さんではなくGarth Williamsさん)


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(The little House in the Big Woods 初版)


とうさんとかあさんが力を合わせて作った小さな丸太小屋で

繰り広げられる開拓時代のつましく温かな暮らし、

畑でとれた小麦でパンを焼き、古い布を繋ぎ合わせて作るキルト、

手作りバターにろうそく、白いエプロン…

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私が初めてローラを知った頃の日本は、高度成長期からバブルに移り変わる時期で、

スローライフなんて言葉はどこにもなく、

誰もが商業主義に煽られて、「より速く、より新しく、より便利に」を目指した時代でした。

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アメリカ開拓民の自然に密着した質素な生活は、その時代にそぐわない、

言わば”奇異なもの”だったので、

一部の物好きな人を除くほとんどの人は、はじめ見向きもしなかったのです。



物好きな(?)私は、何もかも自分で手作りする素朴な暮らしに憧れを持ち、

ローラの物語を求めて、あちこちの本屋を訪ね歩きました。

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どこの本屋でも見つからず、当時はインターネット等で探す術もなくて

やっと本を手に入れたのは随分と後になってからでした。


まず日本語の翻訳本でローラの本全巻を夢中で読み、

後にオーストラリアに住むようになってから、最初の2巻を英語で読みました。


当時はまだ私よりも英語力が低かった子供達のために、日本語訳をつけながら英語で読み聞かせると、

子供達は物語に夢中になって、「もっともっと。」とせがむので、

毎晩声が枯れそうになるまで、必死で読んだものでした。






それから約25年、初めてローラのことを知って実に40年以上を経ても、

「いつかローラの住んだ家を訪ねてみたい。」

ローラの丸太小屋への憧れは、色褪せることがありませんでした。



そして、なんとなんと!…来週、その長年の夢が叶って、ローラの家を訪ねることになりました。

ローラを知った頃の私にとって、ミネソタはもちろん、アメリカへ行くことなど夢のまた夢…



それが40年の歳月を経て、突然スッと叶うのですから、

…夢はいつまでも持ち続けたほうがいいですよね☆彡


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夢の実現のきっかけを作って下さったのが、ミネソタ州にお住いのブログ友達Novaさん

先月、夫と私が次の旅行先を思案していた頃にブログを通じて親しくなり、

Novaさんのお話を伺ってから、急にミネソタへ行ってみたくなったのです。



ミネソタでNovaさんご夫妻のお宅を訪ねることや、

ローラの住居跡などが保存されている ローラ博物館へご夫妻と一緒に小旅行するなど、

わくわくする計画が一杯です✨



Illustrations by Garth Williams
The images of the illustrations are borrowed from "Images of the little house in the big woods"

bing.com/images



では皆さま、幸せな一日をお迎えくださいね。

わくわくすることが起こりますように!




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by mimozacottage | 2016-09-11 06:10 | | Comments(8)

世界をより美しく~心優しき人達に贈る本




コテージは朝夕涼しくなって、

冷たい飲み物よりも紅茶が恋しい季節になりました。

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私は早起きなので、毎朝夫が起きる前に自分のためにお茶を淹れて、

本を読んだりブログを書いたり…気ままな時間を過ごします。





さて、読書の秋にはちょっと早いですが、

今日は紅茶やコーヒーを片手に手軽に読めて、

読み終わった後でちょっと元気になれる絵本をご紹介します。




Product Details
絵と文:Barbara Cooney



海の見える町に住むアリスはおじいさんの膝の上で、

おじいさんが昔旅をした遠い国のお話を聞くのが大好きでした。




アリスはおじいさんに言いました。

「私も大きくなったら、遠い所へ旅をするわ。

そしておばあさんになったら、海の見える町に住むわ。」




おじいさんは言います。

「それはいいねえ~!、だけど君はもう一つしなきゃいけないことがあるよ。」

「え、何なの?それは?」

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「世の中をより美しくするために、何かをしなきゃいけないのさ。」

「わかったわ。」

彼女はそう答えたものの、何をすればいいのかわかりませんでした。





アリスは成長して、学校の図書室の司書になって

みんなから「アリス」ではなく、「ミス・ラムフィス」と呼ばれるようになりました。

ふとしたことから世界中を旅するようになり、友達もたくさんできました。

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けれど旅の途中で怪我をしたことから、

旅をやめて海辺の小さな家に移り住むことにしました。

海を眺め花を育て…ミス・ラムフィスはほぼ完璧に幸せでした。




が、ある日、ふと自分には何かが欠けていると思い始めます。

「私はこの世の中をより美しくするために何かをしなきゃいけないわ。」

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ミス・ラムフィスが世の中をより美しくするためにしたこととは、

一体何なのでしょうか?


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(8年程前、クロスステッチと余り布のキルトで作ったティータイム用のランチョンマット)



ミス・ラムフィスのように、

「世界をより美しくしたい。」

言葉を換えれば、「自分のできることで人の役に立ちたい、世界平和に貢献したい…等々」




そんなことを思われる方は多いと思いますし、

私もその一人です。

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社会事業家や科学者、医療従事者、芸術家の方等…

仕事で直接、社会に貢献できるのは素晴らしいと思いますが、



別に専門の仕事で貢献していなくても、

自分の身近で自分のできる小さなことを実行する。




その小さな行為(言葉や気持ちも含めて)が

他の人に幸せをもたらすことになったり、

ひいては、世の中をより美しくすることになったりすると教えてくれる、優しい絵本です。




それでは皆様、幸せな一日をお迎え下さいね!



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by mimozacottage | 2016-08-31 08:39 | | Comments(6)

~大好きな日本語のガーデニング本~♪


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アメリカへ移住して10年、その間に読んだ日本語の本は4冊だけ、
(先日ある人に5冊と言いましたが、4冊の間違いでした。)


すべてガーデニングのノウハウ本です。


私はかつては本の虫だったのですが、アメリカに来た時、

英語をできるだけ効率よく学ぼうと、

最初の8年間は日本語の本を完全に封印していました。



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2年前、米ぬかを利用して無農薬でバラを育てる方法に興味を持ち、

日本アマゾンのウエブサイトを開けたら、

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久しぶりに見る日本の美しい本に目を奪われ、

あれもこれもと4冊を大人買いしました。

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本が家に届くと…


砂漠に迷い込んだ旅人が

3日ぶりに辿り着いたオアシスで、掬い取った清水をグイグイ飲み干すかのように、

ページを捲る手ももどかしく、一気に読みました。

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商品の詳細



「バラはだんぜん無農薬」は、

米ぬかを利用して、バラを無農薬で栽培している9人のバラ愛好家の体験談です。


「米ぬかオーガニック」を一口で言うと、

稲の一番栄養価の高い部分(米ぬか)を使って、土の中の善玉菌を増やそうという試みです。



都心でバラを育てている男性のコメントを引用します。

「バラを無農薬で育てると2つの大きな喜びがある。

1つはバラの健康美で、もう1つは都心の狭い庭でも昆虫や小動物がやって来ること。」


つまり、生命に溢れた庭になるということですね。

(こちらでは米ぬかが手に入らず)自分で米ぬか栽培を試せないのが残念です。


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この2冊のバラの本は、

1つが病気に強いバラの特集、もう1つはバラを難易度別に分けて栽培法が解説してあり、

どちらもバラの品種を選ぶ時の参考書になります。


また、本に載っている多くのバラが、日本で手に入れやすい品種であるということも利点です。


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ガーデニングを始めたいけど、手がかかって大変そう…とか、

庭のデザインに行き詰って困っている…


そんな人にお勧めなのが、天野麻里絵さんのこの本です。



商品の詳細


最小限の手間で、一年中庭を美しく保つためのコツが美しい写真付きで解説してあります。

見るだけでも楽しいし、

自分もやれそうだなという気持ちになります。

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2年前、私自身も裏庭のデザインに行き詰まって、

この本を参考にホワイトガーデンを造りました。

そのおかげで庭全体のバランスがよくなった気がします。


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明日から2泊3日の予定でワシントン州北東部へ旅行に出かけます。

夫の友人が所有する小さなワイナリーや、

動物がいる農場を訪れる予定なので、今から楽しみです。



ブログの更新はできるかどうかわからないのですが、

暑い中、皆さまどうぞ体に気を付けてお過ごし下さいね。



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ありがとうございます。







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by mimozacottage | 2016-08-02 00:17 | | Comments(8)