カテゴリ:旅行(ヨーロッパ)( 12 )

最終日:シリアから来た青年&古城を臨むライン川下り~ドイツ・フランクフルト


3週間前に飛行機で降り立った旅の出発点、フランクフルトに戻ってきました。

帰りの飛行機に乗るためですが、ついでにライン川下りもしたかったので2泊しました。



ライン川下りは、フランクフルトからリューデスハイム(Rüdesheim)という駅まで列車に乗って、

そこから船に乗るのが便利だと聞かされ、列車に乗ったのですが、



列車の中でスマホの地図を見た夫が、「その駅はライン川から離れているよ。」と言うので、

地図上、ライン川に近いと思われた駅で途中下車をして、案内所で船乗り場を聞きました。

バスで20分くらいだそうです。あれ?結構遠いな…



とにかく、案内所で教えてもらったバスに飛び乗ると、バスはほぼ満員、一人分空いた席に私が座ると、

向かい合わせの席で私の前に座っていたドイツ人の若者が、夫に席を譲ってくれました。



さて私達、バスに乗ったはいいけど、

どこで降りたらいいのかさっぱりわからない。



若い人だったら英語が話せるだろうと、

私の隣に座っていた若者に尋ねようとしたら、英語もドイツ語もまるで通じなくて、

しきりに、先ほど夫に席を譲ってくれた若者(二人は知り合いのようでした)の方を指さすので、

その人に英語で聞くと、丁寧に教えてくれました。




彼によると、英語もドイツ語も通じなかった青年はシリア人難民の方で、

つい最近、ドイツにやって来たのだそうです。




それを聞いて、シリアの惨状を思い浮かべ、

ここに辿り着くまで、どんなに苦労されたことだろう?と胸が詰まる思いがして、

一瞬、シリア人青年を抱きしめて上げたいような気持ちでしたが、



相手は見知らぬ男性だし、

せめて、「今まで大変な思いをされたことでしょうね。」と

労いの言葉の一つでもかけたかったのですが、

互いに理解できる言葉が無いので、それもできず、黙っていました。



夫は挨拶程度のアラビア語を知っているので、

知ってる限りのアラビア語を喋って、二人の青年(特にシリア人の方)に多いにウケていました。




ドイツ人の若者はそのすぐ後にバスを降り、それから4つ目位のバス停が船乗り場だったので、

私達が降りようとして、席を立ち上がったちょうどその時、

バスがグラッと大きく揺れたので、私はバランスを失い、前のめりに倒れそうになりました。




そのまま行けば、ステンレスのポールに思いっ切り顔をぶつけるところで、

自分でも「あ、危ない!」と危険を感じたその瞬間、

シリア人の青年がサッと手を出して、私が倒れないように体を支えて下さったのです。




夫はアラビア語で「ありがとう」と言い、私は咄嗟のことで日本語でお礼を言ってから、

慌てて、英語とドイツ語で「ありがとうございます!」と付け足しました。

言葉は通じなくても、「ありがとう」は理解できるだろうし、気持ちは分かって頂けたと思います。



今までニュースでしか知らなかったシリア人の方と、バスの中で隣り合わせに座ったり、

助けてもらう日が来るとは思ってもみませんでした!



さて、やっとの思いで辿り着いた船乗り場ですが、一日に一便しかない船が出た後だったので、

私達はバスで来た道を戻り、再び電車に乗って、元の予定通りリューデスハイムまで行くことにしました。



リューデスハイムに到着すると、既に日は西へ傾き、時刻は午後3時半、

船乗り場は駅のすぐ傍だったので、そこでライン下りの出発時間を聞くと、最終便が4時15分に出るそうです。


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出発まで30分間ほど街を散策する時間がありました。


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とても綺麗な街なのに、時間が無くて駆け足で見て回るのがやっと…

一瞬、なぜ初めからここへ来なかったかと悔やまれましたが、

バスの中でとても貴重な体験をしたので、それでちょうどよかったのだと思いました。



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ライン川と言う名前を初めて知ったのは、

中学校の音楽の時間、「ローレライ」という曲を習った時です。

ドナウ川と同じく、その頃の私にはあまりにも遠くて想像すらできなかった場所です。


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大人になった私にさえ、長い間…ライン川、そもそもヨーロッパ自体が夢のように遠くて…

決して手が届かないと思っていた場所でした。


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夫と結婚し、アメリカに住むようになってから、


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実際にライン川下りをした友人達の話を聞いたり、

古いお城がいっぱいあって素敵な所だから、ミモザも行ってみれば?とその人達に勧められて、

夢の彼方にあった川がグンと身近な所までやって来たのです。


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♪~なじかは知らねど心わびて

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昔のつたえはそぞろ身にしむ


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さびしく暮れゆくラインのながれ

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いりひに山々 あかくはゆる~♪


「ローレライ」
原詩:ハインリッヒ・ハイネ 訳詞:近藤朔風




赤く映えた山は見ませんでしたが、

船に乗ったのが夕方近くだったおかげで、

歌詞にあった通りの、「寂しく暮れ行くラインの流れ」を目の前で見ることができ、感動しました。



今回の旅、全員のことは記事に書けませんでしたが、沢山の国々の人に出会いました。

肌の色や文化や言葉が違っても、同じ人間同士、

心の中の思いもほとんど同じで、どの国の人も暖かいと感じました。



戦争や暴力やいじめ、また住む場所を奪われるような事が起きなくて、

誰もが幸せに生きて行ける世界…そんな世界の実現を願ってやみません。

2017年ヨーロッパの旅日記、終わりです。



長い旅日記をここまで読んで下さって、どうもありがとうございました!

今日も皆様が幸せな一日を過ごされますよう願っています。



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by mimozacottage | 2017-10-08 05:45 | 旅行(ヨーロッパ)

チューリッヒ湖のクルーズ~スイス・チューリッヒ sanpo


スイスは山が綺麗ですが、美しい湖も一杯あります。

スイス滞在3日目は、夫の提案でチューリッヒにある三ケ月形の大きな湖、

チューリッヒ湖をクルーズすることになりました。

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ホテルから10分位で歩いていける桟橋で、チケットを買って乗り込みます。

嬉しいことに、持っていたユーレイルパス(ヨーロッパの鉄道フリーパス)を見せると、

チケットが半額になりました。

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私達が乗ったクルーズ船「パンタ・ライ」、とても綺麗でサービスが行き届いていました。

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何か所だったか、駅のような桟橋があって船が泊まりました。「道の駅」ならぬ「水の駅」ですね(*^^*)

私達のチケットは一日中、どこでも乗り降り可能、

面白そうな所があれば、そこで降りてちょっと街を散策し、

また次の船を待って乗り込むこともできました。



この船のシステムは観光客だけでなく、チューリッヒ市民にも愛されているそうで、

船の上で優雅な時間を過ごしたり、また通勤などにも利用されているようです。



そのまま乗っていれば、湖を4時間で巡るクルーズなので、

私達はずっと船の上で、美しい湖畔を眺めながら、ゆっくりお茶や食事をして過ごしました。


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船の上のランチ、

私は普段、肉類の加工品をあまり食べないのですが、

ヨーロッパではソーセージやハム、サラミなどが美味しくて…

この日頼んだのはメロンと生ハムです。



食事中、若いオーストリア人のウエイターさんとお話をしていて、私が日本人だと言うと、

”Oh!…I love Japan!!" と言って、ご自分の日本語を披露して下さいました。

アニメで覚えたそうです。


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今回の旅行で、私が日本人だと言うと、

目を輝かし、日本や日本人が大好きだという人に多く出会いました。

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なぜ、日本が好きなんですか?と聞くと、

その返答に「アニメ」と「日本人の礼儀正しさ」を挙げる人が多く、

また、ミュンヘンのレストランで席を隣合わせたギリシア人青年は、「歴史」でした。



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彼によると、歴史がある日本とギリシアはよく似ているそうです。

私は今までそのように考えたことがなかったので、面白い意見だと思いました。

そして、日本の良さを理解してくれる人が多いことを知って、本当に嬉しい気持ちでした。


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正直に告白しますと…私は普段、自分が日本人であるということを意識しないし、

その上常識が無いと言うか、礼儀を忘れがちな方ですが、



日本人のマナーの良さ、例えば大震災の時でも、

列にきちんと並んで配給を待ち、食べ物の奪い合いや略奪が起こらないという、

「マナー」の域を超越した、品格ある振る舞いが出来る日本人を改めて誇りに思いました。


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船を降りてから少し買い物…私は買い物嫌いなので、旅行中もほとんどしないのですが、

私達がアメリカの家を留守にする間、庭の面倒を見てくれている

「斜め向かいのアン」ことベイリーちゃんのために、スイスチョコレートの小さな箱詰めを買いました。

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旅行中、ベイリーちゃんのお母さんからメールで私達に送られてきた写真です。

ベイリーちゃんは喜んで水遣りを続け、

私が描いた庭の見取り図(その時の記事はこちら→記事)が大好きだったそうです💙



それでは皆様、幸せな一日をお過ごし下さいね!


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by mimozacottage | 2017-10-05 04:23 | 旅行(ヨーロッパ)

アルプスの少女ハイジの村へ~スイス・マイエンフェルト



ミュンヘンから列車に乗って約4時間、次の旅先スイスのチューリッヒへやって来ました。

スイスでは何の予定もなく、ゆっくり寛いだり、山歩きでも出来たら良いなと思っていました。



夫から、「ミモザはスイスで何がしたいの?」と聞かれて、

「はて、何をしよう?」…ふと頭に浮かんだのは、「アルプスの少女ハイジ」です。



その瞬間、昔観たTVアニメの中のヨーデルの歌声が聞こえてきました。

ヨ~ホ~、レリホロ、レリ、ヒ~~~♪♪、レリホロ、レリホロ、レリッヒ~♬

「よし、ハイジが私達を呼んでるから、ハイジの村へ行かなくっちゃ…!」



チューリッヒから、ハイジの村の最寄り駅Maienfeld(マイエンフェルト)までは、

列車で1時間ちょっと、そこからハイジの村へ行くバスが出ているようです。



マイエンフェルトに着いてみたら、そこはものすごい田舎で、駅で降りたのは夫と私だけ、

小さな駅には私達以外、人っ子一人いなくて、シ~ンと静まり返っています。

(観光客が一杯いて、皆の後について行ったら、自動的にハイジの村に着けると期待してたのですが…)



駅を出てバス停の時刻表を見ると、

多分それだろうと思われるバスは出た後だったので、途方にくれました。

「こんな所に、何の情報もなくやって来たのが間違いだった…。」



通りに出てみると、幸いインフォメーションセンターがあって、ドアを開けると、

観光パンフレットが並んだカウンターに、流ちょうな英語を話す女性がいました。

彼女の説明によると、ハイジの村は徒歩でも40分くらいで行けて、目印があって歩きやすいそうです。



な~んだ、40分なら悪くないと言うか、楽勝だ(^^♪

私達はハイジの村を目指して歩き始めました。


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良く晴れて気持ちのいい午後、ウォーキング日和です。

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村にはこのような水飲み場があちこちにあります。

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ブドウ畑も一杯

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ちょうど40分くらい歩くとハイジの村の入口に着いて、日本語の看板もありました。

この辺りまで来ると、「カラ~ン、カラ~ン…」と

牛の首に付けられたカウベルの長閑な音が間近に聞こえます。

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写真の中ほどに見えているのがマイエンフェルト駅辺り、

結構登って来たように見えますが、山歩きよりはずっと歩きやすい道でした。


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ハイジ博物館の前の看板には、

アニメのハイジより、ずっと大人っぽくて逞しい感じのハイジの絵が描かれていました。

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ハイジ博物館は、作者のヨハンナ・シュピリを記念する「ヨハンナ・シュピリ館」、

「ハイジの家」、「ハイジの小屋」…3つの建物があって、3つ全部を回る通しのチケットがあります。

「ヨハンナ・シュピリ館」に入ると、懐かしい日本のアニメの写真が目に飛び込んできました。

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明るくて思いやりのあるハイジの物語は世界中の人々に愛され、

その発行部数は、聖書とコーランに次いで世界第3位だそうです。



駅では人っ子一人見なかったのに、ハイジの村に近づくと、

ドイツ語、英語、フランス語、スペイン語、日本語、韓国語、中国語、

アラビア語、トルコ語、ヘブライ語(最後3つの言語を聞き分けたのは夫です。)…沢山の言語が飛び交っていて、




それだけでも世界中の人々にハイジが愛されているのがわかります。(皆さん、車や観光バスで来られたのかな?)


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(ハイジの家)


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狭い階段を上がって行くと、ハイジの部屋があります。

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(ハイジの部屋)


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車いすが置いてあるので、クララの部屋として使われたのでしょうか?

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(裸足のハイジが今にも飛び出して来そうな山の牧草地)



帰り道…来た道と違う道を歩いて迷ったのと、

うっかり履いてきた薄い靴下のせいで靴擦れができ、その痛みがどんどん酷くなって、

「困ったな~!」と思った所で、ちょうどワイナリーの看板が目に入ったので、

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ここでワインを飲みながら、一休みさせて頂こうと立ち寄りました。


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ドアを叩くと、出て来たのは、

もし物語のハイジが大きくなったら、こんな感じになったかな?と思えるような、

働き者で純朴そうな、凄く感じの良い女性でした。



ドイツ語で「英語が話せますか?」と聞いたら、「はい。」と仰るので、

「ワインの試飲をさせて頂けませんか?」と言うと、ワイン樽が並んだ素朴な試飲ルームに通されました。



彼女の英語はわかりにくかったので、時々夫と私の拙いドイツ語を混ぜて、

私達がアメリカから来たことや私が日本人だということなどを話すと、

目を輝かして、「日本、大好きなんです。いつか日本へ行ってみたいです!」と仰います。



彼女の英語は初級で私達のドイツ語は入門レベル以下なので、

多くのことは話せませんでしたが、

私の足は、椅子に座らせてもらってバンドエイドを貼ると、すっかり楽になりました。



そして出されたワインは、赤も白もとても美味しく、

しかもビックリするようなお値段だったので、白ワインを1本買いました。


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(ワイナリーで飼われていたヤギ)

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(駅の近くの通り:この辺はホテルやレストランが多い)


今はすっかり近代化されて、住民の豊かな生活振りが伺い知れるハイジの村ですが、

どこか昔ながらの生活も残っていました✨



それでは皆様、幸せな一日をお過ごし下さいね!


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by mimozacottage | 2017-10-03 04:46 | 旅行(ヨーロッパ) | Comments(8)

シンデレラのお城~ノイシュヴァンシュタイン城


夫と私、外見も性格も全く違いますが、共通点が色々あります。

その中の一つは、語学が好きなこと、もう一つは団体行動が出来ないこと。

群れるのが得意ではないのです。



ミュンヘン2日目は、ロバートの友人でツアーガイドをやっているアメリカ人と一緒に、

バスツアーに行かないかと誘われました。

団体旅行で来ている2、30人のアメリカ人達の中に混じって、お城巡りをするらしいのですが、

夫と私は乗り気ではありませんでした。



折角ヨーロッパに来てるというのに、アメリカ人社会から抜け出さず、

地元の人と接するチャンスがないのは、語学好きの私達にとって非常に勿体ないことなのです。



かと言って、私達は英語と日本語以外の言語が堪能なわけではないですが、

現地の文化と言葉に敬意を払い、挨拶だけでもその地の言葉を使おうとすると、

人々は親しみを持って接してくれるし、こっちも楽しくてワクワクします。



その日はちょうど、観光よりも洗濯を優先したかったので、ロバートからの誘いを断って、

午前中はホテル内のコインランドリーで洗濯、午後は二人でミュンヘン市街を散策しました。

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次の日は夫と二人だけで、

ミュンヘンから列車とバスで3時間ほどの所にある、ノイシュヴァンシュタイン城を訪ねました。



ノイシュヴァンシュタイン城と言えば、ディズニー映画の「シンデレラ」に出て来るお城や、

ディズニーランドにある「眠り姫のお城」のモデルになり、

「ドイツで一番美しいお城」とも言われている有名なお城です。



ミュンヘンから列車で2時間余り、ドイツ南部オーストリアとの国境近くの町、Füssen で降りて、

バスに乗り換えて約30分、さらに丘を40分ほど徒歩で登って行くか、バスや馬車で行きます。



バスから降りると、曇った空の中に、

ノイシュバンシュタイン城がまるで幻のように浮かび上がりました。

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この時はまだ距離が遠くてお城が小さかったので、ズームインして撮影しました。



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麓の景色も美しくて、それを見るだけでもここまで来た甲斐があったと思いました。

切符売り場でチケットを買って、お城を目指して丘を登り始めます。


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お城に少し近づいたところで、反対側の小高い丘の上に、

もう一つのお城、ホーヘンシュヴァンガウ城が見えてきました。

ノイシュヴァンシュタイン城の城主ルートヴィッヒ2世が幼少時代を過ごしたお城です。


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(ホーヘンシュヴァンガウ城)


ノイシュバンシュタイン城と比べて外見は地味ですが、

ロバート(夫の友人:ミュンヘン在住)が言うには、中身はこっちの方が断然見応えがあるそうです。

(2つのお城、どちらも見ると理想的だとか。)



上り坂をひたすら歩いていると、

夫が、「ミモザ、上を見上げてごらん。」と言うので、見上げて見ると…

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突然、こんな景色が頭の上にありました!

木が生い茂り過ぎて、お城が半分以上隠れているのがちょっと残念です。


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雲に半分隠れた遠くの山も綺麗でした。


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最後の上り坂を頑張って歩いて、

やっとお城の下までやって来ました。


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写真の中央辺り、ごつごつした2つの岩山の間に橋があるのがお分かりでしょうか?

その橋は「マリエン橋」と呼ばれ、

橋の上から見る、ノイシュヴァンシュタイン城が最も美しいと言われています。


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(Borrowed Image from Bing Images/landcastria.netblog
この画像はBing imagesのlancastria.netblogさんからお借りしました。)


絵葉書になっている写真は大体、この角度で撮ってあるようですね。

沢山の人が橋の上にいるのが見えましたが、私達は時間の都合でそこまで行けなくて…残念(:_;)


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そして階段を上って、ついにお城の入口付近に到着、

ここからはガイド付きでお城の内部を見て回りましたが、

中は残念ながら、厨房以外は撮影禁止でした。


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(地下にある厨房)


友人ロバートから、ノイシュバンシュタイン城の中身は大したことが無いと

聞かされていたので、期待は全くなかったのですが、

どうしてどうして…凄く見応えがあって、その様子をお見せできないのが残念です。




お城の見晴らし台から見た景色

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このお城は、中世騎士道に強い憧れを抱いていた、

当時のバイエルン王ルートヴィッヒ2世によって、19世紀に建設されました。



しかしこの建物は、王のロマンチックな夢を具現化するためにだけ作られたので、

城としての機能を果たす実用性に欠け、

構造や資金面でも問題があったので、完成には至りませんでした。



また、何かに取り憑かれたように、次々に城建設に着手しては借金を重ねる王に、

危機感を募らせたバイエルン政府は、彼を形ばかりの精神鑑定にかけてベルク城に軟禁しました。

軟禁された王ルートヴィッヒ2世はその後間もなく、主治医と共に湖畔を歩いている途中で謎の死を遂げたのです。



帰り道、夫が「振り返ってごらん。」と言うので、


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後ろを振り向くと、

夕日を浴びたノイシュヴァンシュタイン城が金色に輝いていました。


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by mimozacottage | 2017-10-02 00:23 | 旅行(ヨーロッパ)

本場ミュンヘンの「オクトーバーフェスト」



一昨日、夫と私はヨーロッパの旅を終えて、アメリカに帰ってきました。

コテージに戻って来たので、庭の様子も書きたいのですが、

記憶がまだ新しいうちに、旅日記を書いてしまおうと思います。



オペラ観劇をした翌朝、私達はプラハを離れドイツのミュンヘンに向かいました。

ミュンヘン駅に着くと、ドイツの民族衣装を着た人達が駅の構内や道路に溢れていました。

年に一度の大きなビール祭り、オクトーバーフェストの季節だからです。



駅からホテルに向かうタクシーの中では、

(もう、詐欺やぼったくり被害に遭う心配がないという)安心感で、体がほぐれて来ました。

ホテルに荷物を置いてすぐに、夫の友人が待つオクトーバーフェスト会場へ急ぎます。




オクトーバーフェストは1810年10月当時の皇太子が盛大な結婚式を挙げて、

多くのミュンヘン市民がそれを祝ったことから、国民的な祝い事になったそうです。

今年は9月16日から10月3日まで開催され、世界中から延べ600万人程の人が集まると言われています。



会場には巨大なテントがいくつもありましたが、

夫の元同僚ロバートが指定したのは、Festzelt Traditionという場所、

ここはテントではなく、伝統的なダンスステージのある特別な建物でした。

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ロバートの歓迎のハグを受け、

ツアーで来ていた別のアメリカ人友人達にも紹介されました。


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夫と私のために運ばれてきた1ℓ入りのビールジョッキ、

オクトーバーフェストの会場にはこのサイズのジョッキしかありません。

会場には女性もたくさんいましたが、皆、豪快に1ℓジョッキで飲んでいました。


167.pngオクトーバーフェストのルールその1.ビールは1ℓジョッキで飲む。




そしてドイツと言えば、食べ物はソーセージとこのザワークラウトですね!

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頂き始めてから、「オッと写真を忘れていた…」と気づいたので、食べかけで失礼します🙇



会場のステージでは、民族衣装をまとった地元の人による

ドイツバイエルン地方の伝統的なダンスが披露され、

私はビールよりもこっちの方に魅了されました。





ダンスは音楽と動きがある方が面白いので、会場でビデオを撮り、

夫の協力を得て、初めてYou Tubeに動画を投稿し、ブログにアップしてみました。

良かったら、クリックして臨場感溢れるダンスをお楽しみ下さい。(一番のお勧めはベンチのダンスです。)




(ベンチのダンス)

男性達が木のベンチを使って踊るダンスは、ユニークで面白かったです。




これとは別に、時々(30分おき位)に大合唱が始まり、会場にいる人みんなが声を揃えて歌っているので、

何だろう?と不思議に思っていると、横にいたロバートが、

「それはオクトーバーフェストのテーマソングさ。簡単だから一緒に歌おうよ。」と歌詞を教えてくれました。

Ein Prosit
”Ein Prosit, Ein Prosit, Der Germütilichkeit,,
Ein Prosit, Ein Prosit, Der Germütilichkeit,
Oans! Zwoa! Drei! G'suffa!”

アインプロジット「乾杯の歌」

さあ乾杯だ、さあ乾杯だ、
この楽しい集まりに、さあ乾杯だ、さあ乾杯だ、
いち、にい、さん、飲み干そう。

(数字の1と2のスペルが違うのは、バイエルン地方の方言だからだそうです。)


その通りは歌えなくても、声を合わせて歌っているうちに、不思議と仲間意識が芽生えてきます。

ミモザはこういう時、ノリがいい方なので、

自分が音痴なのも忘れて、滅茶苦茶な歌詞+大きな声で歌いまくりましたよ。169.png



167.pngオクトーバーフェストのルールその2.歌は下手でも気にしない。





鞭でリズムを刻むGroaßlschnalzen(グロアスルシュナルツェン)


鞭を振り回しながらリズムを刻む伝統芸能、これも珍しくて面白かったです。



オクトーバーフェストは、ビール好きな夫が何年も憧れて続けたお祭りです。

長い間待ってやっと念願が叶ったので、それはそれは幸せそうでした。



幸せな夫は飲み過ぎて、テーブルにうつ伏せになってしまったところ、

セキュリティーの人が近づいて来て、夫の肩をポンポンと叩きました。

「大丈夫ですか?もうそろそろお帰り下さいね。」


167.pngオクトーバーフェストのルールその3.背筋をちゃんと伸ばして飲む。ビールに負けた人は退場。



夫がかなり酔ってしまったので、

タクシーをつかまえるまでロバートが一緒について来てくれて、私達はそこで別れました。



それでは皆様、幸せな一日をお過ごし下さいね!167.png Prost!(乾杯)


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by mimozacottage | 2017-09-30 08:33 | 旅行(ヨーロッパ)

フランツ・カフカ博物館とオペラ観劇




プラハで偽札事件が起きた後、夫が落ち込んでしまったので、私は言いました。


「本当にこんなことになってごめんね。でもお金はもう戻ってこないし、

あんな人のために折角の旅行を台無しにされたくないから、

勉強代を払ったと思って早く忘れようよ。」



そう言いながら、自分でも忘れようとしたけれど、

時々、またどこかに詐欺師が潜んでいるような気がして、

プラハにいる間中、緊張が続きました。



その他…タクシーでぼったくりされたり、

駅で行き先を聞かれ、それに答えただけで、

いきなり私のキャリーバッグを掴んで歩き始めた中年男性もいました。



夫がその人に文句を言おうとしたら、それを無視してどんどん速足で歩き続けるので、

私達が慌ててその人を追いかけると、行き先の乗り場に辿り着いて、そこでお金をユーロで請求されました。

彼の言う金額は持ち合わせていなかったので、「無い」と言うと、荷物を返してくれないのです。



夫と私は財布の底まで叩いて、ありったけのユーロコインをかき集めて(4ユーロ位=500~600円?)全部彼に渡し、

現金はこれ以上持っていないし、案内も頼んでいないと言うと、

渋々荷物を返してもらいました。



嫌なことが連続で起きたプラハですが、

それでもやっぱり私は美しい街だと思います。




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そして、そんなことをして生きていくしかない人々には、

きっと何かの事情があるのだろうと思いました。


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街全体が博物館のように美しいプラハ、

建築や美術だけでなく、文学や音楽のような芸術も盛んで、

街を歩いていると、もう何世紀も生きてるような服装をした、こんな人にも出会いました(*^^*)


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そしてこの街は、「変身」で有名な作家フランツ・カフカが生まれ、生涯のほとんどを過ごした場所です。

観光バスに乗っている間、「フランツカフカ・カフェ」や、

「フランツカフカ・ホテル」とか書いてある看板が見えました。



そのどれかがカフカの生家だと思いましたが、

はっきりしなかったり、シャッターが間に合わなかったりで写真は撮っていません。

事前に調べた地図には「フランツ・カフカ博物館」があったので、そこを見学しました。


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博物館の入口(館内は撮影禁止でした)


カフカは、1883年プラハでユダヤ人両親の下に生まれ、

プラハ大学で法律を学んだ後は保険局で仕事をしながら小説を執筆して、

40歳の時、結核でこの世を去りました。



若い頃は文学よりもイラストレーターを志していた時期もあったようで、

残された多くのイラストも展示されていました。

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(カフカ自作のイラストが入った栞:ショップで買い求めました)




プラハ最後の夜は、この旅のハイライトであるオペラ観劇でした。


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(オペラの前に行ったイタリアンレストランの中庭)


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(Estates Theater)

オペラ「ドン・ジョヴァンニ」を作曲したモーツアルト自身が初演を指揮したことで有名なオペラ劇場、

Estates Theaterで「ドン・ジョヴァンニ」を観劇しました。

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夜7時~10時まで3時間の公演で、途中30分の休憩がありました。

休憩中は、華やかに着飾った女性達とエスコートする男性達で賑わうレセプションルームでワイン、

その場の雰囲気も相まって、西洋文化の豊潤さをギュッと閉じ込めたようなお味でした。



オペラの歌詞は英語の字幕が出て分かりやすく、

圧巻の歌唱力、迫真の演技で心を揺さぶられるようでした。

この日はたまたま、「Yukiko」さんとおっしゃる日本人オペラ歌手の方も大役で出演されていて、

異国の地で活躍している日本人の方の姿を見て嬉しく思いました。



カーテンコールの嵐の中、夫も大感激の様子で涙を拭いながら、

「素晴らしい!!もう興奮してしまって、俺、今夜は眠れそうもないよ。」と言います。

…その割には、ホテルに帰るとすぐに大きなイビキが聞こえましたけどね(^-^)




それでは皆様、幸せな一日をお過ごし下さいね!


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by mimozacottage | 2017-09-28 19:10 | 旅行(ヨーロッパ)

美しいプラハの街で詐欺の被害

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(プラハで私達が泊まったホテルの朝食ルーム)



ハンガリーにいる間、(ハンガリー語が少し話せる)娘から習って、

挨拶程度のハンガリー語を覚えた夫と私、



覚えたての言葉を出来るだけ使うようにしたら、

ハンガリー人の態度が少し変わりました。

不愛想なハンガリー人が笑顔を見せるようになったのです。



ある時は、私達が流暢に話せると勘違いされて、

ハンガリー語が雪崩のように返ってきて困ったりもしたけど、

人々の笑顔が見れるのは、とても嬉しいことでした。



ブダペストから次の旅先、プラハに移動する列車の中では、

チェコ人のウエイターさんや、隣り合わせた乗客の方から

チェコ語を少し教えてもらって、意気揚々とプラハに向かいました。



ブダベストからプラハは列車で7時間、プラハに着いたのは夕方でした。

夕食を終えて近くの広場に出ると辺りはもう真っ暗で、古く美しい建物が幻想のように浮かんでいました。


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ブダペストでも美しい建築物に感動しましたが、正直言って、プラハはそれ以上でした。

何しろ何もかもが古いまま、新しい建物を探すことが難しいほどです。


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(お城の見晴らし台から眺めたプラハの街並み)



そして、こんなにも美しい街で、

今まで私達がどこの旅先でも

経験したことのない嫌な出来事が起きたのです。




プラハに来て2日目の朝、

現地の通貨コルナを引き出そうと私達が銀行のATMに行くと、

すかさず、一人の中年男性が隣のATMに近寄ってきました。



その男は手慣れた手つきでATMを操作するようなふりをし、

夫が現金を引き出すと、

自分もたった今ATMからお金を出したようなふりをしながら、私達に英語で話しかけてきました。




その人は500コルナ(と思えた)お札がいっぱい入った財布を見せて、

500コルナ札が多過ぎて困っているから、自分の500コルナ札2枚を

私の1000コルナ札と替えてくれたら、自分は助かるのだが…と言います。



夫は警戒して、その人に両替するのは嫌だと言いましたが、

私は彼はお金が細かい方が使いやすいだろうと親切心から言ってくれているのだと思って、

躊躇する夫を説得し、私達の1000コルナ札1枚をその人に渡して、

代わりに、彼の持っていた500コルナ札2枚を受け取りました。



”Have a nice day!”と言いながら、その男が上機嫌で去った後、

夫は「やっぱり騙されたかもしれない。」と言いましたが、

私は人を疑い過ぎるのはつまらないと思いました。



そのあと、観光バスに乗るために旅行会社のオフィスに立ち寄り、

観光バスの一日チケットを買おうとして、夫が財布を出したところ、

オフィスの人が夫の財布の中の500コルナ札を指さして、

「そのお金、何処で受け取ったの?」と聞きます。


夫が先ほどATMで起こった出来事の一部始終を話すと、オフィスの人は、

「その500コルナ札は偽札で、何の値打ちもないただの紙切れです。

この辺りには人を騙す人がうようよいるから、

絶対そんな人を信用してはいけない。」と言うのです。



「やっぱりそうだったか…」夫はひどく落胆しました。

1000コルナは約50ドル、日本円だと大体5500円くらいの値打ちなので、

詐欺の被害額としては微々たるものかもしれません。




私達は、日本で起きているオレオレ詐欺の被害者になるような高齢者でもなく、

また欲を出して、旨い儲け話に乗った訳でもなく、

ちょっとした親切心を持っていただけで、

それがお金を騙し取られる原因になったことに、ショックを受けました。



そして私は、慎重な夫はちゃんと警戒したのに、

それに反対した愚かな自分に無性に腹が立ちました。



私達は現在ドイツのフランクフルトにいますが、

ブログの次回記事は、プラハの旅~その2です。




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by mimozacottage | 2017-09-25 06:05 | 旅行(ヨーロッパ)

ドナウ川の川下りと何処を切り取っても絵葉書のような町



娘家族がウイーンに帰った朝、夫と私は二人で小さな船に乗り込み、

ドナウ川を下って、ゆっくり「センテンドレ」という小さな町に向かいました。



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ブダペストからセンテンドレまでは列車で30分、船だと1時間半かかりますが、

先を急ぐ旅でなかったら、船でドナウ川を下る方が断然お勧めです。


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小学生の頃、音楽の時間に「ドナウ川のさざ波」という曲を習いました。

抒情溢れるドラマチックな調べに、ふと「ドナウ川ってどんなところだろう?」と思いましたが、

小学生の私にはあまりに遠い場所で、景色を想像することさえできませんでした。



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(バスが川の中を走っているように見える遊覧船*^^*)


その時はまさか自分が、ドナウ川に来ることがあるなんて…

夢にも思わなかったのです。


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(船から見えたセンテンドレの町)



船に乗っている間中、頭の中に何度も何度も「ドナウ川のさざ波」の調べが浮かんでは消え、

たまに自分でも無意識に小さく口ずさんでいました。



ドナウ川の風を頬に受け、感極まる思いで川辺の景色を眺めていると、

あっという間に1時間半が過ぎて、センテンドレに到着しました。


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昔ながらの街並みがそのまま残ったこの町は、

ある映画のロケにも使われたそうです。(タイトルは忘れました)

本当に可愛らしく、町のどこを切り取ってもそのまま絵葉書になりそうです。



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夫が見つけた小さな通路、


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奥まで歩いていくと石段が続いていて、それを上って上って、

さらに続く緩やかな曲がり道を歩くと…最後に辿り着いたところは教会でした。


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街のあちこちに、素敵な「ロマン」が隠れていて、

あ~、好きだな~!こんなところ✨



この町は別名「芸術家の町」とも呼ばれていて、

画家や陶器づくりをされている方が多いので、ギャラリーや美術館もたくさんあります。

芸術品の中でもひときわ目を引くのが陶器で、色鮮やかな陶器が一杯ディスプレイされていました。


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陶器はブダペストでも沢山見たので、ハンガリーの主要な産業の一つかもしれません。

もっと近くに住んでいたら、買い求めたいくらい素敵な物ばかりでしたが、

旅の途中は少しでも身軽でいたいので、目で楽しませて頂いただけでした。


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by mimozacottage | 2017-09-22 13:16 | 旅行(ヨーロッパ)

娘の案内で歩いたブダペスト



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(ブダペスト中央駅)


次の旅先ハンガリー、私にとっては今まで全然馴染みがなかった国です。

娘が案内するから一緒に旅行に行こうと言ってくれなかったら、

きっと一生訪ねることはなかったでしょう。




この国を遠ざけていた原因の一つは言葉です。

ヨーロッパの言語は、ロマンス語系、ゲルマン語系、スラブ語系と違いはあっても、

どこか共通点がありますが、



ハンガリー語だけはそのいずれにも属さず、

極めて特異な言語で、挨拶程度の簡単な言葉を学ぶのも難しいと聞きました。




その上、ハンガリー人の国民性も暗くてとっつきにくいと聞いていたので、

そんな国へわざわざ行かなくてもいいかな?という感じでした。

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(ドナウ川の対岸から見上げる王宮)


そんなこんなで何も期待を持たないで訪ねた国ですが、

娘家族と一緒に旅行した2日間を含めて、結局4日間滞在したので、

写真も多くなり、2回に分けてハンガリーの事を書こうと思います。



ブダペストに着いてまず驚くのは、建物の美しさです。

最初は駅の美しさに驚きましたが、中央市場もまるで博物館のようでした。

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ハンガリーの名産はパプリカとフォアグラ、夫は中央市場で粉末のパプリカを買い込んでいました。

アメリカに帰ったら、パプリカで何を作ってくれるのでしょう!?(*^^)v

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食べ物の話が出たついでに紹介したいのが、このシャーベット179.png

ブダペストに来る観光客はみんな、

この薔薇のシャーベットを食べたがるのだそうです。
(手の出演は夫です)

バラ好きの私は勿論、飛びつきましたよ(≧▽≦)



ブダペストの町はドナウ川をはさんでブダ地域とペスト地域に分かれていて、

ブダ側には王宮があり、ペスト側に国会議事堂があります。

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王宮へ上がるロープウェイの中から撮ったペスト側の景色
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(王宮付近の見晴らし台)


一日目は娘の案内で中央市場、王宮を外側から見学して

夜はドナウ川クルーズに行きました。
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(私達が乗ったクルーズ船です。)

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(ライトアップした国会議事堂はまるで黄金のお城のようです)


2日目はイシュトバーン大聖堂、国会議事堂、王宮の中の美術館を見学しました。


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(イシュトバーン大聖堂)
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宗教心のない私が教会や寺院を見る時、

つい、「この大袈裟な建物を建てるために、一体何人の貧しい人達の生活が犠牲になったんだろう?」

と考えてしまって、厳かな気持ちにはなれないのですが、



建築物としては美しいと思うし、

きちんと保存されているおかげで、現在も多くの人が楽しめるのは良いことだと思います。


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(国会議事堂:ライトアップされた夜の雰囲気とは違いますが、昼間見てもやはり美しい✨)


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(ランチを食べたホテルのレストラン自家製のチョコレート)


娘家族とはブダペストで別れ、この後、

夫と私はドナウ川を下って、別の町へ移動しました。

(ブログを読んでくださってありがとうございます!
旅の途中の隙間時間で更新しているので、皆様の所へお邪魔できていません。
コメントのお返事もできていません。すみません)




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by mimozacottage | 2017-09-19 20:59 | 旅行(ヨーロッパ)

芸術の都ウイーンにて




ニュルンベルクから列車で4時間半、

途中で国境を越えオーストリアの首都ウイーンに到着すると、

娘が出迎えてくれました。




久し振りに会った孫は頭一つ分背が高くなっていて、

大きめだと思ったお土産の洋服がぴったりだったので、ビックリ(*^^*)




家で少し休憩をした後、パブでカジュアルな夕食をし、

翌日は市内を観光しました。


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市立公園Stadt Parkには、

世界的に有名な画家や音楽家の銅像があちこちにあります。



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(ヨハン・シュトラウス像)


ウィーンは重厚な建物や美しい公園が多くて、街全体が芸術作品のようですが、

個々の芸術作品(音楽や絵画など)に触れるチャンスも多く、文字通り「芸術の町」です。


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市立公園から、こんな素敵な河川敷を通り抜けて、

お目当ての「クリムト展」を見にベルヴェデーレ宮殿に移動、


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幾何学模様の庭園を通って宮殿へ進みます。


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有名な「接吻」の外、他のクリムトやモネの作品も展示してありました。


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クリムト「フリッツアー・リドラーの肖像」


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クリムト「接吻」


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モネ(作品名は不明です。)



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(宮殿内のチャペル)


絵画だけでなく、宮殿内の内装も見ごたえたっぷり、

写真を撮り始めると、次から次に撮りたいものが増えて…収拾がつかないほど(^^)


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(宮殿内の窓から見える前庭)


夜は西ウィーン駅のすぐ傍にある古い古いレストランで、伝統的なオーストリア料理182.png

建物はもちろん、テーブルも椅子も昔の儘で年季が入っています(^-^)

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繊細な外見をしたピアニストさんの

繊細な生演奏でウィーンの夜を満喫しました。



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by mimozacottage | 2017-09-17 22:55 | 旅行(ヨーロッパ) | Comments(2)