コスタリカ旅行7:帰国とその後



慌てて予約したサンホセのホテルは町の中心にあって、

1階にカジノがあり、騒がしい声が夜中まで聞こえてくるような三流ホテルでしたが、

それしか空きがないので、仕方ない。



乾いたマットレスに温かい毛布、そして普通に綺麗なタオルがあったので、それだけで満足、

私の病状は酷くなっていたので、なるべく移動しなくて済むように、

最後の日を除いて、同じホテルに3連泊することにしました。



この頃、自分の病気はただの風邪ではなく、

数年前罹ったインフルエンザにそっくりだと気付きました。



熱とだるさで食欲がなかった私のために、夫は温かいスープを買ってきてくれたり、

(部屋にはお湯を沸かすポットもお茶もなかったので)ホテルから熱いお湯をもらって、

コンビニで買ったティーバッグで紅茶を作ってくれました。



サンホセに着いた日の翌日、夫がコンビニに買い物に出た後、

寒気がして我慢できないので、湯船に入って体を暖め、

パジャマを着終わったところで、突然、ふわ~っと気が遠くなりました。



その直後、背中に鋭い痛みが走って、

ふと気が付くと、私は床に倒れていて、シャワーカーテンが体の下にありました。

そばには、シャワーカーテンを吊るしてあったポールも落ちています。



何が起こったのだろう?



そんなことになったのは生まれて初めてで、何が何だかわかりません。

その場の様子から判断すると、バスルームの鏡の前で気を失い、

背中の後ろ側にあったシャワーカーテンと一緒に仰向けに倒れて、湯船の淵で背中を打ったのでした。



夫もいないし、助けが呼べないので、這うようにしてベッドまで戻り、

横になったまでは覚えていますが、それから後の記憶はありません。



気が付くと、夫が心配そうに私の顔を覗き込み、

「病院へ行く方がいいんじゃないか?」と言ったのですが、

その時は病院へ行く気力も体力もない気がして、首を横に振って目を閉じ、

そのまま2日間、昼も夜もこんこんと眠り続けました。



時々目が覚めると、夫が枕元に運んでくれた温かい紅茶で喉を潤し、

子供達が幼かった頃の思い出や、

数年前インフルエンザで亡くなった、夫の親戚のことが頭に思い浮かんでは消えて行きました。



2日間ぐっすり眠ったのが功を奏したのか、帰国予定前日には熱が下がり、少し体力が戻ったので、

最初の予定通り、空港近くのアメリカ系チェーンホテル、Marriottに移動、

それまでのホテルとは全然違う快適さを味わって、ホッと一息つきました♡


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(マリオットホテルのロビーで演奏をする地元の楽団:
夫が一人で観に行って写真を撮って来てくれました。)



熱は下がったものの、病み上がりに2つ飛行機を乗り継いでの帰国はほんと辛くて、

乗り継ぎのロサンゼルス空港では、夫が「車椅子を借りた方が良いんじゃないかな?」と言いました。



車椅子に乗るなんて、ほんとのおばあさんみたいで、「自分で歩けるわよ。」と歩き始めたものの、

途中で苦痛になって、やっぱり車椅子を頼めばよかったと思うほど、足が重くて重くて…



やっとの思いでシアトル行きの飛行機に乗り、

他の人にうつしてはいけないと咳を我慢するのは大変でしたが、

もうこれでやっと家に帰れると思うと…喜びもふつふつと湧いてきました。

(後で調べてみると、その時はもう感染時期を過ぎていましたが、
感染時期は、呼吸をするだけで人にうつしてしまうそうです。)



体力も気力も消耗し尽くしたのか、家へ帰ってからしばらくの間は、

ゾンビのようになって全身の力が抜け、生きる気力も失せて、何日間もぼ~っと過ごしました。



「なんか、生きる気力がないの。」夫に言うと、

「俺は君に生きてほしいよ。

春になってガーデニングができるようになったら、また生きる喜びが湧いて来るから、

それまで一緒に頑張ろうよ。」と言いました。




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




コスタリカ旅行記はこれで終わりです。



この経験を通して、インフルエンザの季節には旅行を控えること(特に空の旅)、

普段の運動や食事に気を付けて、体を冷やさないことが大事だと思いました。



また、インフルエンザの予防接種をしていた夫は比較的軽い症状で済んだので、

今後は予防接種を考えてみるべきかな?と思うようにもなりました。

(予防接種の副作用で過去2回も死にそうな目に遭ったので、簡単には決断できかねますが。)



そして、コスタリカにいる時、お粥と梅干とみそ汁が食べたくても食べれなかったことが、

トラウマのようになって、今でも毎日お粥、梅干、みそ汁の朝ごはんが続いています。

日本の食べ物と医療制度の良さを改めて認識しました。



最後に…沢山の人がコスタリカは綺麗だ、素晴らしい国だと仰っています。



私達もインフルエンザに罹らなければ、もっといい旅ができたはずだし、

また、私達が見ることが出来なかった素晴らしい点が一杯あると思うので、

この旅行記を読んだだけで、「コスタリカに行くのは止めておこう。」とは思わないで下さいね。



ここまで読んで下さって、ありがとうございます。



それでは皆様、幸せな一日をお過ごし下さいね!


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ありがとうございます。


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by mimozacottage | 2018-02-28 03:51 | 旅行(中米)
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