独身と間違われデートに誘われた話



私は週4~5回、複数のクラブで卓球をしているが、

アメリカは女性の卓球人口が少ないので、男性プレーヤー相手に戦うことが多い。

よって、卓球仲間も女性より男性の方が多い。



と言っても、卓球仲間との付き合いは、日本人以外クラブ内だけの付き合いが多く、

せいぜい卓球台の待ち時間に趣味の話をしたり、

たまに親しい仲間からランチやお茶のお誘いがあれば、一緒に行く程度。

大体は卓球ウェアを着たまま汗まみれで行くので、クラブの延長のようなものだ。



卓球仲間の一人ジョン、

私が風邪を引いていると言えば、次に会う時に風邪薬を持って来てくれ、

花粉症っぽいと言えば、花粉症の薬を持って来る(私は薬嫌いなので受け取ったことはない)。



彼は大学時代に日本語を勉強して、日本へ行ったこともあり、

平均的アメリカ人よりは日本のことをよく知っているので、

普通の男性プレーヤーに比べて、彼と話す回数がやや多かった。



3週間程前、卓球クラブで他の仲間達と卓球台の順番を待っていると、

横に座っていた彼が突然日本語で、

「ミモザさん、お願いがあります。私の日本語の練習を助けてくれませんか?」と言う。



ミモザ「はい、いいですよ。一緒にお話ししましょう。」

日本語のテキストを朗読するように、ゆっくりはっきり答えた。



ジョン「あなたと話をするのはとても楽しいです。

ここではゆっくり話せないので、今度コーヒーショップへ行きませんか?」



ミモザ先生「はい、いいですよ。それは楽しそうですね。あなたは日本語がとても上手です。」

私は彼が日本語テキストに載っている台詞を練習しているのだと思って、

にわか日本語教師(^0_0^)になったつもりで、それらしく答えた。



すると、ジョンの言葉は急に英語に替わって、

”Oh! Really? Oh! That's great! Really?”
「本当?おお、やったー、本当に?」(訳は適当です。)

顔を赤らめ、えらい興奮気味だ…(・_・;)



ミモザ「えッ、ッ、ッ?あれ?日本語の練習をしてるのではなくて…本気で私をコーヒーショップに誘ってるの?」

ジョン「はい、そうです。本気です。

日本語の練習は嘘ではないです。でもホントに言いたかったことを日本語で言いました。」



ムム、そうだったのか…しまった~!

私としたことが…まんまと罠にはまってしまった(-_-;)



一瞬戸惑ったものの、

一回イエスと言っておきながら、今さら翻すのはどうなのかな?

それに彼は私の返事を聞いて、こんなに喜んでいるし…(;^_^A アセアセ・・・



だけど一応、人妻である私はやっぱり夫のことを考えた('◇')ゞ。



夫と私はこれまで何度か、異性の友人との付き合い方について話をして、

狭苦しい『二人だけの世界』に生きるよりも、友人を沢山持つ方が良いという共通の認識があった。

私達には信頼関係があるので、異性の友人とお茶やランチに行くくらい、

むしろ世界が広がって良いのではないか?ということで意見が一致した。



夫は元部下や元同僚の女性とランチすることがあるし、

私は卓球仲間からランチやお茶のお誘いがあれば遠慮なく行く。



お互い、「楽しい時間を過ごしてね。」と焼きもちとは程遠い気持ちで相手を送り出す。

私は夫が仕事を離れた今でも、元の部下から相談を受けたり頼りにされることで、

むしろ夫のことを誇らしく思っている。

私がジョンとお茶をすると言えば、彼は喜んで送り出してくれるだろう。



さて、ジョンから突然お茶に誘われて2週間後の先週末、

クラブに出かける前、夫には「卓球の後ジョンとお茶に行く。」と伝え、

夫からは「楽しんでおいで。ディナーに間に合うように帰って来てね。」と言われた。



卓球が終わると、ジョンの車の先導で私達は新しく出来たスタバへ行った。

コーヒー代を払うためにレジに並んでいると、

ジョンが自分はギフトカードを持っているので、私のコーヒー代を払うと言って譲らない。



先にテーブルに座っていた私にコーヒーを持って来てくれて、

それを手渡す時のジョンの手が緊張のため?ブルブル震えていた。

「なんかキュート」と思ったが、言葉には出さず「ありがとう!」とコーヒーを受け取った。



彼は私より少し年下、顔はハンサムなのかどうか微妙なとこだが、

学歴や仕事はエリート中のエリートで、私はどちらもペーペー、

だけど、卓球は私の方が強くて、ジョンは一度も私に勝ったことがない。



そのせいなのか?何なのか?

彼はいつも私に気を遣って、ちょっとびくびくしたような態度を取る。



話をしていると、彼はどういう訳か私を独身だと勘違いしていることがわかった。

(いつも結婚指輪をしてるでしょ!それをちゃんと見てよ…ったく…;^_^A)



彼に期待させるのはいけないし、

結婚していることと夫と仲が良いことを話すと、

彼の口から大きなため息が漏れた。



その日は夫や友人夫婦とディナーの予定が入っていたので、

ジョンには予め、「夕方予定があるから、30分ほどしか時間がない。」とだけ言っておいた。

彼は「楽しい時間はなんて速く過ぎるのだろう!」と言い、

私は「私も楽しかったわ。コーヒーご馳走様でした。」と言って席を立った。



帰り道、私がスムーズに家に帰れるように、ジョンが途中まで先導してくれて、

無事に着いたかどうか確認のメールもくれた。

親切で誠実な友人を持って、つくづく幸せだと思う。



できることなら、誰も傷つけたくないので、

異性から本気で好意を持たれるのはハッキリ言って困る。

だけど、幾つになっても、自分が女性として見られるのは嬉しいものだ。


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シアトル・パイクプレイスマーケットにあるスタバ1号店
(私達が行ったのはここではないですが)
Borrowed Image from dazzlingplaces.com



それでは皆様、幸せな一日をお過ごし下さいね!


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by mimozacottage | 2018-04-26 05:03 | 友人、ホームパーティ
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