カテゴリ:旅行(アメリカ)( 9 )

草間彌生さんの絵 & 夫の旧友と再会~ソルトレーク


沢山の球根を血眼で庭に植えた翌朝、

ソルトレークへ向かって飛びました。

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(飛行機から見えたレイニア山:日本の富士山に例えられることがあります。富士山より少し高い)



私達の座席の担当CAは、なんと日本人の方!

英語が完璧だったので、最初はわからなかったのですが、

5歳の時に両親と一緒にアメリカへ来たそうです。



アメリカ国内線で、CAが日本人だったのはこの時が初めて、

気配りが行き届き、さすが日本人!「嬉しいね~!」夫と顔を見合わせます。

飛行機はその日午後早くソルトレークに到着し、レンタカーを借りてホテルへ行きました。



翌日は車で市内を観光、最初はユタ美術館へ行きました。


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コロー:作品名はわかりません。

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ソルトレーク谷(旧ソルトレーク市街とその周辺を描いた風景画)



印象派のコローの作品等、見ごたえのある伝統的絵画や、


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(絶滅に瀕している植物の救出を訴える彫刻)


アフリカの伝統的マスク、モダンアート等に混じって、

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日本からは広重の版画や、

なんと!草間彌生さんの作品が展示されていました。

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草間彌生さんの作品


草間彌生さんは前から気になってた画家で、一度本物を見てみたいと思っていましたが、

まさか、アメリカ・ユタ州でそんな夢が叶うとは思ってもみませんでした。



草間彌生さんは少女時代から統合失調症を患い、幻聴や幻覚から逃れるために、

独特な絵を描き始めたそうです。



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美術館の後はトローリー・スクエア(路面電車の駅の跡地に作られた広場)で

遅いランチをして、ホテルへ戻りました。


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一休みしてから、ホテルのプールでひと泳ぎ、



私達は高いホテルに泊まるわけではないのですが、

アメリカではプール付きのホテルが多いので、

旅行中の運動不足解消になります。



夕方は、夫の旧友とディナーの約束があったので、

約束のレストランへ急ぎました。



夫の旧友Lさんは、夫がワシントンへ移る前に、ソルトレークで一緒に働いていた元同僚です。

13年前の私達の結婚式に、はるばるユタ州から、

奥様Sさんと一緒に駆け付けてくれたのですが、Sさんは今年5月に癌で亡くなったのです。



私達はその後、Lさんがお元気だろうか?と心配してたのですが、

お孫さんの世話をしたり、聴講生として大学に通ったり、

忙しい毎日を過ごされているようだったので、安心しました。

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「半年前に生まれた孫です。」

お孫さんの話を聞いている途中に、

Lさんに見せられた写真は、なんと!アフリカ系の赤ちゃん!

(Lさんは北欧系100%白人です。)


息子さんの妻Aさんは、

30年前、ウガンダの内戦を逃れてアメリカに来た両親を持つアフリカ系アメリカ人で、

猛勉強して弁護士になり、

息子さんと職場結婚されたのだそうです。



さらに末息子さんは、最近、日本人女性と結婚して日本に移住された親日家、

インターナショナルな家族構成にビックリしました。




夫の友人はIT関係が多いので、ITの知識がない私は、

時々、共通の話題を見つけられずに困ることがあるのですが、



中年を過ぎて大学で学んだことや、環境問題についての思い、

インターナショナルな家族構成など…

Lさんとは共通の話題で盛り上がって、とても楽しいディナーでした。




今度はワシントン州での再会を約束した後、

Lさんと別れて、夫と私はホテルまで歩いて帰りました。

どちらともなく、「とにかく、Lさんが元気でよかった!」

「私達はもう少し一緒にいたいね~。」しんみり話したのです。



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by mimozacottage | 2018-10-17 11:08 | 旅行(アメリカ)

可哀そうなピアノ: ワシントン州アナコータス


カナダ・バンクーバー島の旅、

1日目は、フェリー乗り場がある港町・ワシントン州のアナコータスに向かう。



バンクーバー島行きのフェリーは、朝8時30分にアナコータスから出発、

出発の1時間前(7時30分)までにフェリー乗り場へ着かないといけないので、

当日、朝早く起きて出発するより、

1日前に家を出て、フェリー乗り場近くのホテルで1泊することにした。




アナコータスはワシントン州の北端近く、カナダ国境まで約1時間のところにある。

ワシントン州内の島へ行くフェリーがいろいろ出ているので、今まで何度となく来たことがあった。

フェリーに乗るために立ち寄るだけだが、何となく趣きがあって、街をぶらぶら歩くのも楽しい。

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入り江に停泊するボートやヨット、カモメの鳴き声が旅情を誘う。

「カモメの鳴き声って悲しいね。」夫は言う。

ちょうど私も同じことを考えていた。




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私達が泊るホテルは古いが、綺麗で雰囲気があった。

部屋には古めかしいオイルヒーターや鎧戸の窓、奥の方には小さなキッチンシンクがあって、

フロントで挽いてもらった豆でコーヒーを淹れることができたのも嬉しい。

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ロビーの壁はギャラリーになっていた。

地元の高校生や大人のアート作品が展示されていて、中でも私の目を引いたのは、

本物の卵に色とりどりのビーズを施してある精巧なビーズアートだった。


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チェックインを済ませたあとは街を散策、

アンティークショップを覗いたり、静かな住宅地を夫と手をつないで歩いた。


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街路樹の「金鎖」が花盛り

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ガーデニング好きの人が住んでいそうな小さな家の前庭、

(古い一輪車の中に作られた)ミニチュアの庭が置いてあった。

こんな遊び心のある庭っていいな~!

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ホテルの筋向いの歩道には備え付けのピアノがあり、誰でも自由に弾けるようになっていた。

太陽に晒されて、ピアノらしい光沢も威厳もすっかり消え失せ、

もはや、美しい音を奏でる楽器ではなくて、通りを歩く人々の落書き用の黒板と化している。



街角に打ち捨てられたようなピアノでも、

それに命を吹き込む「ピアノマン」のような人が何処からともなく現れて、

名演奏を聴かせてもらえるのでは?と勝手な妄想を膨らませながら、チラチラ見ていたが、

実際に見たのは、滅茶苦茶にピアノのキイを叩いて通り過ぎる子供達だった。



乱暴に叩かれた音を聞くと、ピアノが可哀そうに思えた。

私はピアノの超超超初心者だけど、可哀そうなピアノを見ていると何だかウズウズしてきて、

一生に一回、そして一瞬だけ、「街角のピアニスト」になってみたくなった。



もっとピアノの練習をやっておけば、少しは格好がつくのに…と思いながら、

ずっと昔に習ったブルグミュラーの『アデュー(永遠にさようなら)』をほんの触りだけ、小さな音で弾いた。

誰もいないと思ったのに、立ち止まって聴いている人がいて、恥ずかしくてそれ以上は弾けなくなった。

身の程知らずとはこのことだ。



「もっと練習してから、またここに来て、その時に弾かせてもらうからね。」

心の中でピアノに言い訳をしながらその場を離れた。


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夕食はビール醸造所直営のパブRockfish Pubに行った。

料理に少し時間がかかると言われたので、ハンドバッグから文庫本を取り出した。

旅をしながら読もうと持って来た日本語の本5冊の中の一冊だ。



フェリーの待ち時間やレストランの待ち時間など細切れの時間に少しずつ読んでいる。

本物の旅をしながら、本を広げてもう一つ別の空想の旅をする。

何という贅沢な時間だろう。




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by mimozacottage | 2018-05-10 09:12 | 旅行(アメリカ)

チューリップフェスティバル



最近ブログに向かう時間がなくて少し前の記録になりますが、

日本と台湾旅行から帰って3週間後の4月下旬、

2泊3日でカナダ国境近くの町(La Conner)へチューリップを見に行ってきました。


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ワシントン州の北の端には、

Skagit Valley(スカージット谷)と呼ばれる地方があり、

チューリップ栽培で有名です。



ここは公園や私設の庭園ではなく、

水仙やチューリップの球根を生産する農家が毎年水仙とチューリップの開花期間だけ、

自分達の農園を一般に向けて公開しているものです。



その期間は「チューリップフェスティバル」と呼ばれ、

カナダやアメリカの他州からたくさんの観光客が訪れます。

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最初に行ったのが、スカージットバレーで最大のチュリーップ農園、

RoosenGaarde(ローゼン農園:オランダ語)でした。

チューリップで有名なオランダ人の祖先を持つであろうRoosen家の農園です。


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小さな写真では規模の大きさや美しさを十分伝えられないのですが、

行けども行けどもチューリップの波で圧倒されそうでした!


スカージットバレー一帯のチューリップ農家では、

毎年毎年100万個以上の球根が新たに植えられているそうです。


この辺りにはチューリップ畑や水仙畑が数多く点在するのですが、

規模の大きさや植栽の美しさで一番有名なのがこの農園です。

2番に大きいのが「チューリップタウン」と呼ばれる農園で、そこへも足を延ばしてみました。


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Rossen農園と比べらべれば、いささか見劣りがしますが、

それでも見ごたえ十分でした。



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by mimozacottage | 2017-05-12 05:54 | 旅行(アメリカ)

モダンアート美術館~ミネソタ旅行 その2



ミネアポリス市には博物館が多いとブロ友Novaさんから伺っていたので、

旅行前は、「ミネアポリスに着いたら、博物館巡りをするぞ~!」と意気込んでいたものの、



この日の前夜、

隣のベッドで寝ている誰かさん(夫しかいませんが)の鼾が一晩中ゴーゴーと鳴り響き、

ほとんど一睡も出来なかった私に、そんな元気はありませんでした。


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(製粉博物館の近くで見たススキ:日本を思い出して、ちょっと胸きゅん💓)



製粉博物館からは徒歩でホテルに戻ったけれど、

ホテルから1マイル(1.6km)、普段なら歩いて行ける距離にある次の目的地、

Walker Art Center(美術館)が遠く感じられて、タクシーに乗り込みました。




美術館に近づくと、建物の外壁や周辺一帯が工事中、

外壁は一面に足場が組んであり、

足元の地面は全部掘り返されていたので入り口が見つからない。



タクシーに周囲を2、3度ぐるぐる回ってもらって、やっと入れましたが、

外観からはどんな美術館なのか、全く見当がつかず、

中に入ってみて初めて、そこがモダンアート美術館だということがわかりました。

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(工事前の”Walker Art Center"の外観:画像はお借りしました)


この美術館 ”Walker Art Center” は、

全米で最も訪問者数の多い美術館の一つで、年間70万人の人が訪れているそうです。



夫も私も美術館好きですが、二人共モダンアートはいまいちわからず、

今まで避けて来たのですが、

ここは、「折角来たのだから、ちょっと見て行こう。」ということになりました。


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私が最初に目を奪われた作品、

初めはランダムな色彩の組み合わせかと思いきや、

よく見ると、人物画です。



練習で上手くなるデッサンと違って、色のセンスは天賦の才能だと聞きますが、

この作品の色使い…すごく惹かれました。



アーティストの方々には大変申し訳ないのですが、この日、私はすごく疲れていて、

全作品の作者名を記録し忘れ、アーティストの名前がわかりません。


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少し前に「モダンアートがわからない」と書きましたが、

実は見ているうちに、「好きだな、面白いな。」と思えるものが少しずつ増えていき、

自分自身でその変化に驚きました。



アートが偉大だと、私のようにわからない者が見ても、心に響くのでしょうね!

それとも自分も年齢を重ねて、受け入れられるものが増えたのかな?と

…なかなか面白い発見でした。


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(こういうのはわかりやすいと言うか、スッと入って来ます。)

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(各国の国旗をパッチワークで作って、その国の場所に縫い込んだパッチワークの世界地図)

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どこかで見たことがある有名なCartoonだと思うけど、作者名はやっぱりわかりません。

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作品の傍に立っている係員の方、服の色といい雰囲気といい…

ビジュアル的魅力のある人で、アートの一部のように見えたので、

こっそり( ^ω^)…彼を一緒に撮ってみました。

(シャッターを焚かなければ、館内の撮影は自由でした。)




モダンアート見学の後はホテルに戻り、Novaさんのお家を目指しました。




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by mimozacottage | 2016-09-25 05:55 | 旅行(アメリカ) | Comments(6)

小麦粉の博物館~ミネソタ旅行 その1



皆様、お久しぶりです。

昨日、「大草原の小さな家」の足跡を辿る旅・ミネソタ旅行から帰ってきました。

4~5回に分けて、旅行の記録を綴りたいと思います。



ミネソタ州(アメリカ中西部)と私達が住むワシントン州では、2時間の時差があります。

先週木曜日、午後1時半にシアトル空港を発って約3時間半、

ミネソタ州最大の都市・ミネアポリスに着いたのは、現地時間の夜7時過ぎでした。



そして翌日…その日は夕方5時半過ぎに、

ブロ友Novaさんのお宅にお邪魔することになっていたので、

昼間は夫と二人でミネアポリスを観光、



ホテル近くに製粉博物館があると聞き、まずそこへ行ってみました。


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(ミル・シティ博物館:Mill City Museum)

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 ミネアポリスの中心を流れるミシシッピ川は、

豊かな水源と河岸付近の肥沃な土地で古代から人々の生活を支え、

アメリカ先住民の多くの部族も川の流域やその近くに住んでいました。



17世紀に入植したヨーロッパ人達は、

豊富な水源がエネルギー源や交通手段になることから、

先住民達から河川付近の土地を奪って、自分達が住み始めます。



町はやがて水力を利用した製材業や製粉業で栄え、中西部屈指の大都市に成長しました。


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(製粉博物館から見下ろしたミネアポリス市:ミシシッピ川を中心に町が栄えました。)


1874年、ミシシッピ川畔に世界一大きな製粉工場として、”Washburn A Mill”が建設されましたが、

1878年、粉塵による大爆発が起こって工場は全壊、18人の犠牲者が出ました。



事故後も日に日に膨らむ需要に答えるため、

工場主は1880年さらに大きい工場を再建し、

最盛期の小麦粉生産高は、一日でなんと食パン1200万斤分、



毎日毎日、貨物列車100両分の小麦が、

カナダやアメリカの広範囲にわたる地域から運ばれて来たのです。



その後、別の大きな工場も建設されて、

ミネアポリスは世界最大の製粉都市として、50年間発展を続けました。


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(当時の小麦刈り取り機)



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(アメリカで消費される小麦粉の10%はこの工場で生産されました。)




しかし、第一次世界大戦の勃発や交通手段の変遷に伴って、

人々は徐々にこの町を離れていき、

小麦粉の生産も下火になって、1965年ついに工場は閉鎖、



建物だけが残っていましたが、

1991年には火災が起きて、工場の大部分が崩落しました。


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(鉄骨が曲がっているのは火災の際の熱の影響)

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(古い建物で今残っているのは、崩落を免れた部分)


1990年代後半になって、世界一の製粉工場の歴史を残そうという運動がおこり、

焼け跡の瓦礫の撤去や、崩落を免れた部分の壁を補強、


新たに展示用の建物も建設されて、

製粉工場の歴史を後代に伝える記念館として、2003年にオープンしました。



博物館の中には消失を免れた製粉器具などが展示されている他、

巨大なシアター型エレベーターに乗って、

当時の様子を記録した8ミリ映画を見たり、製粉のプロセスを再現した現場を見学することができます。

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(脱穀機)

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(巨大な石臼:原始的な感じですが、この石臼が100年位まで使われていたそうです。)

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製粉とは直接関係ないと思いますが、

当時の一般家庭で使われていたらしい薪ストーブ(オーブン)も展示されていました。

大き過ぎてうちには置けないと思うけど…こんなストーブ好きだわ~♪



最後に、ここだけの話(#^^#)…

「小麦粉の博物館」と聞いたから、クッキーとかカップケーキとかパンとか…

そんなお土産がつくのかな?と密かに期待してたけど…それはなかった。

ちょっと残念(/_;)!



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by mimozacottage | 2016-09-23 11:23 | 旅行(アメリカ) | Comments(6)

水の庭園と巨大な滝の跡~ウェナチー旅行記



今回のウェナチー旅行では2か所の観光名所へ行きました。



前記事と時間は前後するのですが、

まず1日目、B&Bの近くで有名な庭園「Ohme Garden」があると聞き、

夕方、友人のワイナリーへ行く前にちょっと立ち寄ってみました。


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庭に性別はないと思いますが、

この庭園は、ごつごつとした岩と急な斜面と水でできた”男性的な庭”という感じで、

特に水の扱い方が面白いと思いました。


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見る角度によっていろんな色に変わる池、滝のある池、趣のある小川などがありました。

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(滝のある池)

自然に出来たのか人工の物かわかりませんが、良い味が出ています。

我が家の庭造りの参考にしたいと思って、植えてある植物をジロジロ観察^^


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渓流のような小川…趣きがあります。


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とても広くて、見る所はいっぱいあったのですが、

友人との約束の時間が近づいていたので、急ぎ足で庭園を後にしました。




2日目の朝です。

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(B&B敷地内で採れた野菜たっぷりのポーチド・エッグ)


美しい朝食を頂いた後、敷地内をちょっと散策して…

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(B&Bに隣接する川)


今日の観光の目的地、ドライ・フォールス(Dry Falls)へ出発します。

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(延々と続く小麦畑)


この辺りは半乾燥地帯で、同じワシントン州内にあるとは言え、

私達が住んでいる(森と湖が多い)北西部とはガラッと景色が異なります。


B&Bからハイウェイで東へ1時間ちょっと、Dry Fallsに着きました。


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Dry Fallsはとてつもなく大きくて、幅5.6km、高さ1.2km、

この写真では規模の大きさがわかり辛いですが、

ナイアガラの滝と比べると、幅は約3.5倍、高さは2.5倍あります。



今から約2万年前、モンタナ州の天然氷河ダムが氷河期の終わりに決壊し、

巨大な洪水になってワシントン州、オレゴン州、アイダホ州まで到達しました。



今のオレゴン州都ポートランドが、ほんの数日で

1.2kmも水面下に沈んだほどの大規模な洪水でした。

その水量は、現在全世界で流れている川の合計の10倍位だったのではないかと言われています。



水は巨大な滝になって、このDry Fallsの場所まで激流となって押し寄せ、

滝の威力で平坦な土地の地盤がえぐり取られて水が溜まり、一時的に湖になりました。

洪水が引いた後に湖は再び乾いて、Dry Falls(滝の跡地)が残されたのだそうです。


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アメリカの有名な国立公園グランドキャニオンは、年月を経て少しずつ形成されたものですが、

このDry Fallsはほんの数日間の洪水で、ダイナミックに地形が変化した結果なのです。



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今は州立公園になっていて、中に入ればミニシアターがあり、

映画で、このDry Fallsの成り立ちについて説明を聞くことができます。

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壮大な景色の前のピクニックテーブルに座って、アメリカ~ンなランチ^^;



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by mimozacottage | 2016-08-09 01:14 | 旅行(アメリカ) | Comments(6)

動物王国ワイナリー~ウェナチー旅行記



1日目の夕食は、夫の友人夫妻の小さなワイナリーに招待されていました。

ディナーは7時だけど、動物や農場を見せたいから早めに来てほしいとのことで、

ちょっと早めにB&Bを出発しました。

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ワイナリーのご主人アレンはノルウェー出身、ワイン雑誌に記事を載せるジャーナリストでもあり、

ワインを造るほかに、趣味でビールも作っています。

アレンとうちの夫は、手作りビールが縁で知り合いになったのです。

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奥様のスーザンはニューヨーク出身、昨年まではコミュニティカレッジの数学教授でした。

今は菜園で野菜を作ったり、ブドウ畑の世話をするほかに、

バターを手作りしたり、自分で作ったオーブンの窯でパンを焼いたりしています。

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(スーザンの手作りバター)



そしてたぶん、彼女にとって何より大事な仕事は動物の世話です。



3匹の猫、家畜としては価値のない年取った3頭のヤギ、10頭のヒツジ、鶏、20羽くらいのカモ、

鶏はどうだったか忘れましたが、ヤギや羊は猫と同じように皆、

オペラやその他楽曲の歌手の名前を付けられて、ペットとして大事に育てられていました。

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私は旅行で家を空けることが多いのと命を預かる責任の重さを考えて、

自分ではペットを持ちたくないと思っていますが、

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捨てられたり行き場のない犬や猫、家畜としては価値のなくなった動物達を

愛情深く育てている人に対して、心から尊敬の気持ちを持っています。

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(撮影日の2日前に生まれたカモの雛鳥達)



アレンとスーザン、二人共私よりも一回り位年上ですが、

リベラルで私達とは話が合って、喋っても喋っても話が尽きません。



アレンはジャーナリストなだけに博識で饒舌、話し出したら止まらない人なので、

スーザンは時々アレンを止め、「ちょっと待って、ミモザが話したいかもよ。」と言って、

他の人より一歩遅れがちな私に話をするチャンスを作ってくれる、優しい人でした。


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家族の話題になった時、彼女はふと、

自分のお母さんはバレリーナで、お父さんは振付師のマイケル・キッドだと漏らします。


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私は映画やその他エンターテインメントの知識は皆無なので、その時は何の反応もできずじまい、

夫がマイケルは有名人だというので、後でオンラインで調べてみると、



マイケル・キッド:アメリカの映画界で超有名なダンサー兼振付師、

5回もトニー賞を受賞した実力派、 と書かれていました。

(なるほど…それで動物達にいろんな歌手の名前がついてたんだ。)

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スーザンはそれ以上のことは何も言わず席を立ち、家の中に入ったかと思うと、

羊の毛を紡いで作った自作の縫いぐるみの入ったバスケットを持って戻ってきました。

「ミモザ、この子達を見て!可愛いでしょ?」

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(1番下に写っている子が私のお気に入り)


促されて触ってみると、ふわふわモコモコと柔らかくて、

温かいスーザンの心がそのまま詰まっているような感じです。



手に取ってよく見ると、

ワイナリーでお土産として売られているもののようで、

小さな値札が付いていました。



お値段は、私の経済観念からしたら少しお高かったのですが、

こういう物はプライスレス(お金では買えない物)のような気がするし、

元々、私は動物達のために何か貢献したい気持ちがあったので、一目惚れした羊を買わせて頂くことにしました。


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(自宅に持ち帰った羊)


夫はスーザンにお金を支払い、次に私の方を向いて、

「結婚記念日(1か月前です)おめでとう!」と言いながら、ぬいぐるみを手渡してくれました。


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(向こう側がスーザン…よく見えませんが、写真と記事を掲載することは了承済みです。)


私達4人はその後も盛り上がって、ふと気が付くと時計は11時を回っています!

夫と私は通常パーティで早く切り上げる方なので、こんなに遅くなったのは初めてです。

再会を約束し、しっかりとハグをしてから、友人夫妻に別れを告げました。




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by mimozacottage | 2016-08-08 08:57 | 旅行(アメリカ) | Comments(2)

バラが出迎えてくれるB&B~ウェナチー旅行記



旅行は趣味の一つですが、

旅行の度に、コテージを離れたくないという相反する気持ちがあります。



特にこの時期は庭の植物達が心配で、

幼い子供に留守番をさせて外出する母親のような気分、

「私がいない間、あの子達(植物のこと)は大丈夫だろうか?」と気になります。



そしてコテージにいる時は庭にいるか、

3方が庭に囲まれた部屋で一日を過ごしているので、

ここを離れてどこかへ行く気になれないのです。




今回の旅行で、夫から素敵なB&Bを予約したと聞かされてはいたものの、

「コテージにいるほうがいいかもしれない。」

…家を出発しても、そんな気持ちが消えませんでした。



ところが、

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車がB&B(ペンション)のドライブウェイに差し掛かった途端、

「わァお~!」私のテンションもぐっと上がりました。



道の両脇にずら~っと、赤やピンクの可憐なバラの花が咲いて、

それも300~400mほど続いているでしょうか?

まるで皆で両手を開いて、私達を出迎えてくれるようです。

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バラの花に導かれて、B&Bの正面に着きました。




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総面積22エーカー(約2万7000坪)の広大な敷地は見渡す限り緑で、

その向こうは美しい川、

1900年の初めに建てられた館の中は、どの部屋からも庭の眺めが楽しめます。



ふふふ…B&Bの部屋から庭が見れないかもしれないと 真剣に心配してた私、

…とんだ取り越し苦労でした^^


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オーナー夫人のジュリーに案内されて、B&Bの内部を見て回ります。

リビングやダイニングも素敵だし、とにかくどの部屋も庭に面しています。




私達が予約したユニットは新しくて、そんなに趣きがない気もしましたが、

独立した入口があり、自宅で寛ぐように自由に振る舞えます。

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(ユニットに行く途中に咲いていたバラ)
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部屋に着くと、夫は言いました。

「今朝雨が降ったし、うちの庭の花は大丈夫だからね。

旅行を楽しもうよ!」


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(私たちが泊ったユニットのリビングスペース、窓の向こうはベランダと庭です。)


広い広い庭に取り囲まれて静かだし、

ここなら2晩ゆっくり眠れそう…



私はすっかり安心しました。







どなたか存じませんが、応援して下さる方がいて励みになっています。
ありがとうございます。






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by mimozacottage | 2016-08-07 03:15 | 旅行(アメリカ) | Comments(4)

ドイツ村でランチ~ウェナチー旅行記 sanpo


昨日、コテージに帰って来ました。

旅行中も読みに来て下さった皆様、コメントやイイネ、応援クリックを下さった方々、

本当に嬉しかったです。ありがとうございました!



今回はワシントン州内、

コテージから2時間半ほど東にあるウェナチー(Wenatchee)という町へ 2泊3日の小旅行です。

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朝起きてからスーツケースに荷物を詰め始めて、花の水遣り、家をサッと掃除をして出発、

ハイウエイを2時間余り走って、Leavenworthという小さな村に着きました。

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ヨーロッパのアルプスを彷彿とさせるような景色、

家から目的地のWenatcheeまでは2時間半ほどなので、直接行っても全然問題はないのですが、

2つの理由があって、この村に立ち寄ってランチをすることにしました。

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理由の1つはレストランが多くて、見た目に美しい村だということ、

もう1つは、今はシンガポールに住んでいる下の娘との思い出の場所だということです。

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(上の二つの写真はランチを食べたレストランで)


おつまみとサラダを注文、

お酒は飲まなかったのですが、ワインに合いそうなものばかり^^

メニューの書き方が曖昧で…夫も私ももっと野菜中心のヘルシーなものを期待してたのに;;

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ランチの後は少しだけ村を散策しました。



Leavenworthは別名、「ドイツ村」と呼ばれているのですが、

ドイツ人入植者達が集まって自然発生的に成り立った村ではありません。



若者の人口流出に困ったこの辺の村人達が、

辺鄙な村をテーマパークのような観光地に変え、人を再び呼び寄せようとして

人工的に作り出した村なのです。



日本で言うと、所謂「村おこし」の試みですね。

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その試みは大成功!

村はどんどん大きくなり、人は他州からも続々集まりました。



夏シーズンのせいか、平日なのに人、人、人…

駐車場はどこも一杯で、車を止める所を探すのに一苦労しました。

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今は人も車も多過ぎるくらいで、

レストランも行列を作って待たないと入れない所もあります。


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そんな中、私達はちょっとした探し物をしていました。

あ、あったあった!

3年前に娘と一緒に来たレストラン「モーツァルツ」を見つけました。

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3年前、当時はまだ日本に住んでいた娘が、夫と私を訪ねてアメリカへやって来て、

1か月半、我が家に滞在しました。



私にとって、本当に久しぶりに娘とゆっくり過ごせた時間、

彼女は何をしてもどこへ行っても、ちょっとしたことで、

「ありがとう。あ~、幸せ!」と満面に笑みを浮かべながら言うのです。




娘と過ごした時間は、一瞬一瞬キラキラと輝いていました。



…そんな思い出を噛みしめながら、目的地Wenatcheeへ向かいます。


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(写真の娘さんは小学生くらいかな?この方達は私達よりずっと若く^^;
何の関係もないのですが、母娘連れなのでちょっと登場して頂きました。)



どなたか存じませんが、応援して下さる方がいて励みになっています。
ありがとうございます。






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by mimozacottage | 2016-08-06 05:31 | 旅行(アメリカ) | Comments(8)