カテゴリ:旅行(カナダ)( 9 )

グルジアの王子夫妻の庭でアフタヌーンティ:ビクトリア


旅にハプニングは付き物だ。

想定外の事故や事件が起きたり、反対に想定外な嬉しい出会いもある。

ブッチャート・ガーデンに来るのが目的だった今回の旅、

なんと、ビクトリアを立つ前日に、ブッチャート・ガーデンよりも心惹かれる庭に出会ってしまった!



ビクトリアは風光明媚で見どころ満載の街、

ここへ来るのが今回で4回目になった私達も、まだ行ってない場所が一杯ある。

観光案内所でお勧めの場所を尋ねると、アブハジー・ガーデン(Abkhazi Garden)を勧められた。


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(アブハジー・ガーデンへ行く途中、海岸線沿いの散歩道)


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(散歩道から太平洋が見えた)


ビクトリア中心街から車で8分ほどで、「アブハジー・ガーデン」と思われる場所に着いた。

住宅地の中にひっそりと佇むその庭は、入口がうっそうと茂る金鎖の木で覆われ、

駐車場もないので、ここが「園芸家の間で国際的に有名な庭」だと聞いても、俄かには信じ難い。


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半ばキツネに抓まれたような気分で門を開けた私達を出迎えてくれたのは、

樹齢70年という巨大なシャクナゲだった。

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夫の提案で先にティーハウスに行き、庭はその後じっくり見ようということになった。

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(ティーハウス)



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ティーハウスの席はティーカップの収納棚のすぐ傍だったので、

コレクションをじっくり見せて頂いた。

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夫は「アブハジーブレンド」と名付けられた特別ブレンドティー、

私はアールグレイを注文した。


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甘い物はすべて甘さ控えめで、日本人の口によく合う。

甘いものが苦手な夫も美味しいと言った。

プリザーブは、庭で採れたブルーベリーから作られたそうで、

家庭で手作りされたような優しい味だった。



アフタヌーンティーの後、シャクナゲやつつじが満開の庭に出た。

庭は1エーカー(1224坪)なので、ブッチャート・ガーデン(55エーカー)とは比べ物にならないほど小さい。

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だが、この庭には、壮大でロマンチックな恋物語が隠されている。

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グルジア、アブハジー王朝の末代、ニコラス・アブハジー王子は、

ソ連のグルジア侵攻時に父親を殺害され国を追われて、母親と一緒にフランスのパリへ逃れた。

1922年、上海生まれのイギリス人ペギー(Peggy Pemberton-Carter)は、

養母の旅行の付き添いでこの地を訪れ、偶然、亡命中のニコラスと出会う。

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出会ってすぐに惹かれ合った二人は、散歩やギャラリー見学などを一緒に楽しむようになり、

ペギーが上海に戻った後も、二人の共通言語であるフランス語で文通を続けた。


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だが、第2次世界大戦の勃発で、二人は会うことはおろか、手紙の交換もできない状況に陥った。



フランス軍兵士になったニコラスはドイツ軍につかまって、ドイツで捕虜生活を強いられ、

一方、ペギーは旧日本軍支配下の上海で、収容所に送られてしまったのだ。

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1946年戦争が終わり、収容所から解放されたペギーはアメリカ・サンフランシスコに渡った。

その後、カナダのビクトリアに1エーカーの土地を買い求め、小さなバンガローを建てて引っ越した。

ある日のこと、その家に、13年もの間音信不通だったニコラスから手紙が届いた。



手紙には、その年の秋にニコラスがニューヨークに行く予定があり、

その時に会えないものだろうか?と書いてあった。

ニコラスは、ずっとペギーを探し続けていたのだ。



秋、ニューヨークに飛んだ彼女を待っていたのは、ニコラスからのプロポーズの言葉だった。

3歳で孤児になり、運命に翻弄され続けたペギーは1946年11月、

グルジア・アブハジー王朝の末代王子、ニコラス・アブハジーの妻になった。

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アブハジー王朝最後の王子と言えど、

革命や戦争ですべてを失ったニコラスには、王宮と呼べるような家はない。

ニコラスがビクトリアのペギーの家へ引っ越すという形で、二人の新婚生活は始まった。



小さなバンガローに住みながら、二人で暮らせるちゃんとした家を建て、

それから40年間、ニコラスが84歳で亡くなるまで、二人は庭仕事をしながら仲睦まじく暮らした。

その家が現在はティーハウスと呼ばれ、アフタヌーンティーや軽食が出される場所だ。

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(写真右上に見えている家がティーハウス)



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二人の庭は、岩だらけの傾斜地で力強く根を張り、花を咲かせた。

戦争や運命に翻弄され、13年間引き離された後も愛を貫いた王子夫妻のように…

ペギーの回顧録によると、子供のいない二人は庭を自分達の子供だと思って大切に育てたそうだ。



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ブッチャート・ガーデンは大好きだが、高い入場料を取って観光客を集める「観光用の庭」という印象は否めない。

一方、この庭は、人に見せるためでなく、子供を慈しむように大事に大事に育てられた庭、

華やかさは劣るかもしれないけれど、人を包み込むような温かさがあった。


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(アブハジー王子夫妻)


アブハジー・ガーデンのウェブサイトはこちら→ Abkhazi Garden



バンクーバー島旅行記はこれで終わりです。ここまで読んで頂き、ありがとうございました。


それでは皆様、幸せな一日をお過ごし下さいね!


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by mimozacottage | 2018-05-18 03:13 | 旅行(カナダ) | Comments(16)

アンティークショップと漁師の桟橋:ビクトリア


旅に出ると、ほとんど何処でも覗いてみる店があります。

アンティークショップです。

ビクトリア3日目のプランは「市街地の探索」だったので、午前中アンティークショップに行きました。



私はバラ模様のアンティーク・ティーカップをコレクションしているので、

気に入ったカップがあると、1回の旅行に1客だけ買っています。

少しずつ増やしていくのが楽しみと言いたいところですが…しょっちゅう壊すので、数はあまり増えません💦



今回はティーカップの外に、アンティークレースを見つけたいと思っていました。

我が家の玄関ドアの横には、細長い透明のガラス窓があって、そこから家の中が丸見えなので、

目隠しになるようなレースが欲しかったのです。



ホテルから歩いて10分ほどの所に、

その名も「アンティーク通り」と云う通りがあったので、行ってみました。


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これはお店ではなく誰かのお住まいですが、私が好きなチューダー形式の家、

ビクトリアでは、雰囲気のある家をよく見かけます。


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最初に入ったお店、ん?百万円もする高級アンティーク家具が所狭しと並んでいる。

ささやかな買い物をするためにやって来た私達は、場違いでした('◇')ゞ


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私達が買い物をしたアンティークショップ、通りからは小さく見えますが、

奥が広くて、沢山の収納ケースが置いてありました。


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コレクションは収納ケースごとに持ち主が違っていて、店はオーナーにケースを貸し出し、

オーナーに代わって、中のコレクションを売っているのだそうです。品揃えが良く、見応えがありました。


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私が買ったアンティークレースとティーカップ



アンティークショップの買い物を終えて、午後はビクトリア湾へ行きました。

夫はフィッシャーマンズ・ワーフ(Fisherman's Warf:「漁師の桟橋」の意)まで、

ウォータータクシーに乗りたいと言います。



数年程前までは、タクシー乗り場にバス乗り場のような時刻表があって、

それに合わせて船を待ったものですが、

今は乗り場に電話番号が書いてあって、携帯でタクシーを呼び出します。

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「ウォータータクシー」と呼ばれている船です。

料金は一人6ドル(600円ちょっと)、乗り合いになることが多いのですが、

今日の乗客は夫と私だけだったので、本当にタクシーのようでした。


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タクシーの真上を水上飛行機が飛んでいきました。

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タクシーの中から別のタクシーを見ています。

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桟橋に着くと、

なんとラッコが私達を歓迎してくれました。手前の方に写っています。

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ラッキーなことに、私達がランチを食べたベンチのすぐそばを泳いでいきました。

そのあと、アザラシもすぐそばに来たのですが、

その時はカメラが間に合わず、残念💦

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新鮮なムール貝をその場で料理してくれる屋台のようなお店でランチを買い、

ベンチに座って頂きました。

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桟橋には食べ物屋さんだけでなく、鯨ウォッチングツアーやカヤックレンタルの店などもあります。

写真の手前は雑貨屋さん、

その向こうはフローティングハウスと呼ばれる一般住居です。

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帰り道はタクシーに乗らず、ビクトリア湾沿いの散歩道を歩きました。

途中で、夫が「アッ、あれはなんだ?日本語で『友情の鐘』って、書いてあるぞ!」と叫びます。

近づいてよく見ると、岩手県盛岡市(ビクトリアの姉妹都市)から、ビクトリア市民に贈られた「友情の鐘」でした。

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この鐘は、2011年3月に起きた東日本大震災の時に、

被災地に支援を贈ったビクトリア市民へのお礼として、贈られたものだそうです。



英語と日本語で、

「ビクトリア市民の心温まる支援でどれだけ勇気づけられ、復興の励みとなったかわかりません…」

と書いてあります。



日本のことを心配し、支援してくれたビクトリア市民が沢山いたなんて、これを見るまで知りませんでした。

心の中で、ビクトリア市民に一杯、お礼を言いました。

震災当時、福島県に住んでいた私の長女も被災したのです。



この日の夜は日本食レストラン「千鮨」、ウエブサイトはここをクリック→ Sen Zushi

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夫が注文した刺身の盛り合わせ



これを作って下さった板前さんは、なんと中年のカナダ人女性、

大学で日本語を学び、旦那様は日本人男性だそうです。

仕事のやり取りも全部日本語、



まるで芸術品のような盛り付けや、美しい日本語の話し言葉もさること乍ら、

引き締まった体によく似合う作務衣風な衣服、褐色の髪はさっぱりしたシニヨン、

溢れるような清潔感があって、とても素敵でした。



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by mimozacottage | 2018-05-16 03:34 | 旅行(カナダ)

花の海とアフタヌーンティー:ブッチャート・ガーデン



バンクーバー島の2日目は、

今回の旅の目的であるブッチャート・ガーデン(Butchart Gardens→ウェブサイト)へ行きました。

私達は今まで夏2回、冬1回ここに来ていますが、今回は春の庭がどんなものか見に来たのです。



この庭は、カナダ国内やアメリカのワシントン州では、

「庭に興味がない人でも一度は訪れる」と言われるほど有名な庭です。

まず入口付近のお出迎えガーデンから見て下さい。

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ここだけでもお見せしたい写真があと10枚ほどあるのですが、なにぶん庭が広いので、

ここは1枚だけにして次に進みます。


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周りの庭と比べて低い位置にあり、沈んでいるように見えるので、

サンクンガーデン(Sunken Garden:沈んでいる庭)と呼ばれているこの庭、

ブッチャートのメインガーデンです。

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カナダが誇る文化財、ブッチャート・ガーデンの歴史は、

セメント技術者のロバート・ブッチャート (Robert Butchart) とその妻ジェニー(Jennie)が、

1904年、オンタリオ州からバンクーバー島へ引っ越して来た時から始まりました。




夫のロバートはここでセメント工場を作り、

妻のジェニーは、広大な土地を生かした庭造りができないものか?と考えました。

セメント業で成功した夫の財源を元に、石灰質の土壌を改良するための大量の土を運び入れ、

最初に作った庭がこのサンクン・ガーデンです。


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観光客はカナダやアメリカだけでなく、アジアやヨーロッパ、世界中から集まってくるので、

世界中の言葉が飛び交い、時々自分がどこにいるのか分からなくなります。

ネイティブカナディアンの象徴、トッテムポールを見ると、

ここはカナダなのだと実感します。

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何処へ行っても花、花、花、花の海…

5月中旬ですが、チュリーップがまだまだ頑張っていました。

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このユニークな形の庭は「スターガーデン」と呼ばれています。

カモのために作られた庭なのだそうです。

近くには、ローズガーデンもあるのですが、バラはまだ固い蕾でした。



ところで、ここへ来た目的は花を見るだけでなく、もう一つありました。

庭を眺めながら楽しむアフタヌーンティです。


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甘いものが苦手な夫はアフタヌーンティの代わりにランチを頼み、

私はもちろん、アフタヌーンティを注文しました181.png


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生憎、この日は窓際の席に座れず、写真はティールームの出入口から撮りましたが、

運よく窓際に座れることができれば、この景色を見ながらお茶やランチを楽しめます。

おなかが一杯になったところで、最後のお楽しみは日本庭園です。

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本当にどこを見てもため息が出るほど素晴らしくて、これらの写真はほんの一部です。

実際、どれをブログに載せたらいいか迷いに迷いました。

大好きなブッチャート・ガーデン、ブログを読みに来て下さった皆様も楽しんで頂けたら幸いです。


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by mimozacottage | 2018-05-14 07:58 | 旅行(カナダ)

何処を切り取っても絵葉書のような街: ビクトリア




アナコータスを朝8時半に出て、途中サンワン島というワシントン州の島に立ち寄り、

11時20分頃カナダ・バンクーバー島のシドニー(Sidney)港に着いた。

シドニーという地名は、オーストラリアの都市シドニー(Sydney) に似てるが、英語のスペルが一字違いである。

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(シドニー港を出た所にある入国管理)


カナダ最西南にあるバンクーバー島は日本の九州よりほんの少し小さいだけで、

かなりの面積があるので、日本人の感覚ではもはや島とは呼べない。

シドニー港から車で30分ほど南に走ったところに今回の旅の拠点、ビクトリア市がある。




ビクトリアに来るのは今回で4回目、同じ場所に何度もやって来るのは楽しくて飽きないからだ。

何処を切り取っても絵葉書のように美しい景色は、いくらでも眺めていたいし、

ここに住んでいる人達はいつも両手を広げて私達を歓迎してくれる。



まずはホテルへ行ってチェックイン、ビクトリアには素敵なB&Bが沢山あるが、

最近の私達は、B&Bより、何かと自由の利くアメリカ系ホテルの方が好ましく思えて、

ベスト・ウェスタン(Best Western)のチェーン店を選んだ。


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広い部屋には、6~8畳ほどのラウンジや小さいフルキッチンも付いていて快適だ。

チェックインを済ませると、ホテルの人に勧められたパブJohn's Placeでランチを食べた。

この店の歴史は古く、今までに国内外の沢山の有名人やスポーツ選手がここを訪れているようだ。



ハリウッド女優のマリリン・モンローもその一人、

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店にはオールディーズが流れていて、エルトン・ジョンの ”Daniel" が終わったところだった。

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(私が注文したのはオムレットとフルーツ)


壁の写真を見ながら、「へ~、ロッド・スチュアートもここへ来たんだ。」私が言ったちょうどその時、

不意打ちを食らったように日本語の歌が流れ、夫と私は思わず顔を見合わせた。

「上を向いて~♪、歩こう~、涙がこぼれないように~♬、思い出す~春の日、ひとりぼっちの夜~♪…」

坂本九さんの「上を向いて歩こう」だ。



夫は「この歌はアメリカでもものすごく流行ったんだよ。」と言う。

九ちゃんの明るい歌声がこんなところで聴ける不思議さ、それを聴いて私達がとっても嬉しい気持ちになったこと、

できることなら、ご本人に全部教えて上げたい。



九ちゃんの声は何時までも私の耳に残り、旅行中、気が付けば何度も頭の中で歌っていた。

「幸せは雲の上に~♪、幸せは空の上に~♬」

あの時代、日本は高度成長期真っ只中、

多くの人にとって、幸せは身近にあるものではなく、どこか遠い所にあるものだったのだろう。



ランチを終えて、もう長年来の友人のようになったビクトリア湾へ繰り出す。


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水面を滑走路にして飛ぶ水上飛行機、小さくてとても楽しい乗り物だ。

夫と私が最初にビクトリアへ来た時、ワシントン州シアトル郊外からこれに乗ってやって来た。

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水に浮かんでいる小さな船は、「ウォーター・タクシー」と呼ばれる市民や観光客の足、

湾をぐるりと歩くと結構時間がかかるので、利用する人が多い。


ビクトリア湾は水辺だけでなく、周りの景色も素晴らしい。

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アフタヌーンティーとランチができるお屋敷 ハンティンドン・マナー(Huntingdon Manor)、

前回ビクトリアに来た時(2014年)は、日本から私の姉2人を招待して、

この付近のB&Bに泊まり、このマナーハウスでランチした。

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この辺りには観光用の馬車が何台も並んでいる。

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(州議会議事堂)

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(エンプレスホテル)


夜はビクトリア湾を一眺できるシーフード・レストランでディナー、

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絵葉書のような街の一日目が終わった。



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by mimozacottage | 2018-05-12 01:34 | 旅行(カナダ)

吊り橋、吊り橋、また吊り橋★


カナダ旅行の最後の日、

バンクーバー市街から15分ほどのところにある有名な吊り橋、

Capilano Suspension Bridgeに行きました。詳しい説明は→オフィシャルサイト


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カナダ原住民の伝統工芸、トッテムポールに出迎えられて、

吊り橋の入口まで行きます。

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吊り橋の長さは140m、高さは地上70mです。

ワイヤーで吊るしてある以外、何の支えもないので、

歩くと結構ユラユラ揺れます。




私がここへ来たのは今回で2回目、最初に来たのは約10年前でした。

その時は橋の上に立つと怖くて、ワイヤーでできた手擦りにしっかり摑まって

下を見ないように気を付けながら、そろりそろりと歩いたものですが、




今回は何故か、手放しでドンドン歩いて行ったので、

「あれ?君はいつの間に高所恐怖症が治ったの?」夫が不思議そうに聞きます。




あら?そうだった!私は高所恐怖症だったんだ。

でも今日は怖くない!

高い場所も揺れもへっちゃらになって、自分でも不思議です。




誰も見ていなければ、手摺を揺さぶって橋をもっと揺らしてみたいくらい(・∀・)

年を取って大胆不敵になったのでしょうか?


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ほら!こんなに深い谷をのぞき込んでも、ちっとも怖くないぞ~!006.gif



さて、大きな吊り橋を無事渡り終わって、

森の中へどんどん進んでいくと、

また吊り橋があります。今度は頭上高いところに…

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森の中に四方八方に張り巡らされた吊り橋は合計7個もあり、

観光客はサーカスで空中歩行でもするように、木の間を歩くことができます。

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遠くからは細いベルトか紐のようにしか見えない吊り橋も、

近づいて見れば…

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ちゃんと人ひとり分が通れるほどの幅があって、

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地上30m~50mくらい?の空間を歩き回ることができるんです。


多少揺れるけど、空中ブランコより安全です(#^.^#)

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吊り橋、吊り橋、また吊り橋…

私が例え子供でも、「もういいよ~!」って言うくらい

長い間、空中歩行散歩を楽しめました。




そして私達が何よりも感心したのは、

この吊り橋は釘を1本も使わず、特別の金具で木に固定してあることです。

金具は木の成長に合わせて位置を少しずつ変えていくので、成長を妨げることはありません。




知恵と熱意の結晶で維持されているこの公園に、

自然を守ることに並々ならぬ情熱を注ぐ「カナダ人魂」を感じました。




自然を全く傷つけること無しに、人間が生きていくことは不可能ですが、

破壊は最小限に止め、自然と人間、うまく共存できたらいいですね。






では皆様、幸せな一日を過ごしてくださいね!


応援して下さる方がいるので励みになります。

いつもありがとうございます。












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by mimozacottage | 2016-12-16 00:44 | 旅行(カナダ) | Comments(4)

悲しみのバンクーバー~古川夏好さんの死を悼む


カナダに来て3日目、

温泉を離れる朝に、ほんの一瞬晴れ間が見えた。

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(ホテルの部屋の窓から見えた湖: Harrison Lake)



朝食後、次の旅先バンクーバーを目指した。

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Harrison Hot Springsを出てから2時間弱、

近代的な吊橋を渡ると、そこはバンクーバーだ。




バンクーバーは今回で4回目、

前回来たのは数年前で、夫と息子が一緒だった。




その時バンクーバーでは、冬季オリンピックが開催されていて、

私達は女子フィギュアスケートのショートプログラムを見に来たのだった。

浅田真央、ミキティ、イタリアのコストナー…華やかな競技を堪能した後、美味しい中華料理を食べた。





今回はその時とは全く違う、重い気持ちでバンクーバーにやって来た。

今年9月にこの町で行方不明になり1週間後に遺体で発見された、

古川夏好(こがわなつみ)さんのことを考えていたからだ。




亡くなった場所の具体的な住所は知らないので、

直接その場所を訪ねることはできなくても、

せめてこの町で、彼女のご冥福をお祈りしたいと思っていた。




真面目で頑張り屋さんで一生懸命英語を勉強していた夏好さん、

英会話クラブで知り合った犯人の毒牙にかかり、殺害された。




夏好さんが、SNSを通じてその英会話クラブに入会されたということで、

「軽々しい、自業自得だ。」等と彼女を責めるようなことを言う人がいるが、

果たしてそうだろうか?




インターネットに囲まれている今の時代、

いろんな情報を得るのに、各種ホームページ、ブログ、フェイスブック等

SNSを使わない人のほうが少数派だと思う。



 
そして青森県(夏好さんの出身地)に生まれて育ったなら、人を疑うことに慣れてないかもしれないし、

ましてや、ネイティブスピーカーである犯人は、英会話クラブでは先生のような立場だったのだから、

夏好さんが彼(実はとんでもない前科者)を信じてしまったのも無理がない気がする。




罪のない人が無残に殺されているのに、その被害者に対して

「死者を鞭打つ」ような言葉は、私には到底理解できない。




今でこそ私はアメリカに住んで、英語を学ぶ環境に不自由してないが、

こうなるまでは、独学でコツコツと英語を勉強しながら、

ネイティブスピーカーと喋れるチャンスがなくて、いつも苦労したものだ。




…無料英会話クラブで一生懸命勉強していた夏好さんに、自分の若い頃の姿が重なる。







さて今回のバンクーバー旅行では、ダウンタウンのDavie St.という通りにある

Best Westernのチェーン店"Sands Hotel"に泊まっていた。

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(Best Western/Sands Hotel)





2日目の夜、予約していた日本食レストランに行くために、

夫と二人でホテルを出て、左側方向に歩き始めた。



(Davie通りは、それまでに街の散策やなんかでもう何度も歩いたが、

いつもホテルを出て右側方向に歩いていたので、左側方向を歩くのはこの時が初めてだった。)

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(ホテルの窓から見えたダウンタウンの夜景)




僅か1分歩くか歩かない場所で、暗い空に突然、

大きな灰色の家が浮かび上がったので、ビックリして立ち止まった。




インターネットのニュースで見た「あの家」にそっくりだったからだ。




夏好さん殺人事件の詳細を知らない夫は、ずんずん先を歩いていくので、

私は慌てて彼の後を追いかけたが、

レストランに着いて食事をしている間も、その家のことが気になって仕方がなかった。




レストランからホテルへの帰り道では、夫に事件の話をして、

先程見た大きい灰色の家の前で、一緒に立ち止まってもらった。




そして、門の辺りをよく見てみると、

ひっそりと置かれた数本の花と(乾電池式の)キャンドルが、冷たい雨に濡れていた。

…そこは間違いなく、「あの家」だった。



カナダ・行方不明女性が発見された場所
(その時カメラは持っていましたが、写真を撮ることは思いつかず、
後からこの画像をお借りしました。)




暗くて、異様に大きい灰色の建物が不気味に見えるが、

家の前の歩道は人もたくさん歩いていて、結構賑やかだ。




…こんなところで、孤独な、あまりにも惨い最期を迎えないといけなかった夏好さん、

助けに駆けつけてくれる人はいなかったのか?

それとも、助けを求める叫び声も上げられない状況だったのかもしれない。




どんなに怖く苦しく、そして無念だったことだろう。

…思わず手を合わせた。




「安らかにお休みください。そして、こんな悲惨な事件が2度と起きませんように…」




英語を身に着け、海外に住むことが長年の夢だったという夏好さん、

一生懸命働いてお金を貯め、やっとバンクーバーまで辿り着いて、

夢の出発点に立ったばかりだというのに…




こんなことがなかったら、夏好さんは今でもこの町で熱心に英語を勉強してらしたことだろう。

明るく誰にも優しかったという彼女には、幸せな未来が待っていたと思う。

私の2人の娘達よりまだ若い夏好さん…可哀そうでならない。





そしてそして…この記事をお読み下さっている女性の皆さま、

海外に出たら十分過ぎるほど気を付けて、本当に気を付けて…何が何でも自分の身を守って下さい。




人を疑ってばかりいる人生はつまらないと思いますが、

人を信じ過ぎて、命を落とすことになってはいけません。

善良で優しい日本女性を騙したり、餌食にしようとする輩はウヨウヨいるのです。






今日は悲しい記事をお届けしましたが、
皆様が幸せな一日をお迎えされるよう、いつも願っております。

ミモザ


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by mimozacottage | 2016-12-08 03:50 | 旅行(カナダ) | Comments(14)

「銅の部屋」のディナーと社交ダンス



この季節、カナダ・バンクーバー付近(ワシントン州もほぼ同じ)の気候は雨季で、

旅行中もずっと雨に降られっぱなしでした。

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温泉に来て2日目の午後も雨、

それでも「折角旅行に来ているのだから。」と、

夫と二人で雨合羽を着込んで、村内の散歩に出かけました。

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道路がまるで川のようです…!

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村はずれにある小さな美術館も行きましたが、

雨が酷くて寒くて…写真を撮る気力がない。



傘+雨合羽の重装備でもずぶ濡れに近かったので、

散歩の途中でカフェに入り、スープで暖を取りながら、

やっとの思いでホテルに戻りました。

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夕食前の温泉は、湯煙がもうもうと出て…

暖かかった~!




そして夜は、このホテルのもう一つの楽しみ、

5つ星レストラン「Copper Room(銅の部屋)」でディナーです。

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ここはドレスコードがあるので、短パンやジーンズ姿では中に入れません。

5年前、初めてこのホテルへ来た時、夫はTシャツとジーンズしか持っていなかったので、

やんわりと入場を断られたという苦い経験があります(-_-;)


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こんな山の中で…と思いながらも、次回からはちゃんとしたドレスを持参。

今年は何年も着続けたドレスに少し飽きたので、

ロイヤルブルーのドレスを新調しました。


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レストラン内部はダイニングスペースの外に、ライブミュージックのステージと

ボールルームのようなダンスフロワーがついていて、

最前列のテーブルはダンスフロワーの周りをぐるっと取り囲むように並べてあります。


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ライブミュージックはリクエストに応えて、

ジャズやポップ、カントリーと何でも演奏してくれるので、

客は食事の合間に、好きなだけダンスを楽しむことができます。

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(私達はライブステージに近い最前列のテーブルに案内されました。)




ここは結婚記念日や誕生日等、

大切なイベントを大切な人と一緒に過ごすために来る人もたくさんいます。

この日一番目立っていたのは、この日に結婚36周年を迎えたダンス講師のカップルでした。


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さすが息がピッタリと合って、ステップも軽やか~(*'▽')



実は私達、このレストランでダンスをするために、2か月間社交ダンス教室に通ったのですが、

習ったステップはいつの間にか全部忘れたし、

目の前で上手な人を見ていると気後れを感じて、フロワーに出ていく勇気がありません。





「踊りたいんだけど、やめとこうかな?ちょっと踊りたいな、いややめよう。」…ぐずぐずしていると、

夫が私の大好きな曲、ビリー・ジョエルの「そのままの君が好き」をリクエストしてくれて、

「これは君に捧げる曲だよ。踊ろうよ。」と手を差し伸べます。


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「うん、いつもありがとうね!」

そして結局は「旅の恥はかき捨て」とばかり、下手なダンスに興じた夜でした。







それでは皆様、幸せな一日をお迎えくださいね!




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by mimozacottage | 2016-12-06 06:56 | 旅行(カナダ) | Comments(10)

温泉の写真






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温泉に来て2日目の朝食後、朝風呂に入っていると、


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人が少ない時間帯があって、

部分的にですが、温泉の写真を撮ることができました。


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上の二つの写真は子供用の温泉(大人も入れます)で、

ビーチボールや浮き輪を持ち込んで遊ぶこともできます。


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こちらは子供入場禁止、18歳以上の大人だけが入れる温泉です。




私は基本的に子供好きですが、

大声で騒ぐ子供をどこでもここでも気にしないといけないのは疲れます。





大人と子供の場所をきちんと区切ってあるのは、

静かな時間を持ちたい大人にとって嬉しい配慮です。





当然のことながらここは水着を着て入るし、西洋式の温泉には違いないのですが、

湯船周りにあしらった石や植木など…

どことなく日本の温泉を彷彿とさせませんか?




それもその筈、

以前、ホテルのオーナーが日本人の方であった時期に、

日本の温泉をイメージして、この二つの温泉と渡り廊下が改装されたそうです。




温泉の温度は日本と比べると、ずっとぬるいので、

体を芯から暖めたい時は、屋内に移動してホットバスに入ります。


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小さく見えますが、ちょっとした温泉旅館の中~大浴場くらいの大きさ、

温度は日本の温泉に近いです。

ホットバスの向こうは温水プールなので、思い切り泳げます。


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(屋外の温水プール)


ホテルの温泉区域には5か所のプール(湯船)とスパがあり、

温泉で体を温めながら、

究極のリラックスゼーションを味わうことができます。





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by mimozacottage | 2016-12-04 01:19 | 旅行(カナダ) | Comments(8)

カナダの温泉旅行


(今、旅の途中です。この記事は2日前に書きました。)


昨日からカナダ・ロッキー山脈の麓に来ています。

冬間近になって、さらに北の山間へ…聞くだけで寒い感じですが、



実はこの季節、カナダ・バンクーバーから2時間弱東寄りにある温泉リゾートで、

ゆっくりと暖を取るのが、夫と私のここ数年の定番行事です。

まずは国境越え、自宅から3時間弱でカナダとの国境(Sumas)に着きます。

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(このゲートの向こう側はカナダ、こちら側がアメリカ。)



無事国境を越えたら、近くにあるレストランでランチ、

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ここはただのファミリーレストランのチェーン店なんですが、

この店のチキンポットパイが大好きなので、

このルートでカナダに来るたびに立ち寄ります。



国境から1時間程で、

カナディアンロッキーの麓・Harrison Hot springsに着きました。





私達がここへ来るのは、毎年感謝祭とクリスマスの間、

この時期は客が少ないので予約が取りやすく、値段もお手頃になるのです。




クリスマスの飾りつけで華やかになったロビーが私達を迎えてくれます。

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このホテルは普通のホテルとは違うユニークな特徴が2つあります。



一つは服装。館内にあるレストランに入る以外は、

水着の上に、ホテルから提供される白いバスローブ+ビーチサンダルという格好で、

ホテル内をどこでも自由に歩くことができます。




そして、もう一つは英国式のアフタヌーン・ティーがあること。

毎日午後4時になると、メインロビーで無料の紅茶とお茶菓子が振舞われます。


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紅茶もお菓子もどうってことないし、

紙ナプキンとカップは味気ない(多い時は800人分ですから、しょうがないですね)ですが、

「英国式のアフタヌーン・ティー」という贅沢な時間の過ごし方が好きです。




お茶を頂いた後、

温泉でゆっくりしていると、辺りはもう真っ暗、

村内を散歩して、夕食をするレストランを決めます。

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ここは温泉街(村)というより、山間の小さな集落、

どこに何があるかもわかっているので、どこへ行っても、

「ただいま~」と呼びかけてしまいます(#^^#)




お目当てだった日本食レストランが閉まっていたので、

丸太を組んで建てられた昔ながらのパブ、”Old Settler's Pub”で、

ビールを飲みながらカジュアルな夕食をしました。

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ホテルに戻ると、

自分達の部屋へ行く前に、ホテル内のバーに立ち寄り、白ワイン。

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(ロビーから見えるバー:昼間はカフェ、夜はバーになります。
アフタヌーン・ティの時間は店で注文をしなくても、中に入ってお茶を頂くことができます。)



従業員の方が皆フレンドリーでゆっくりできるので、ここも大好きなスポットのひとつ、

お酒を飲むことよりも、お喋りしながらまったりと過ごすために来ます。

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それでは皆様、幸せな一日をお迎えくださいね!



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by mimozacottage | 2016-12-03 03:33 | 旅行(カナダ) | Comments(2)