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ご近所さんと一緒に「アフタヌーンティー」ごっこ


薔薇がほぼ満開になった先週土曜日、ご近所さんを招待して、

英国式アフタヌーンティーを真似たパーティをしました。

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招待した人達は、大体は通りからうちの庭を眺めて、よく褒めてくれるので、

庭の中でゆっくり薔薇を楽しんで頂きたかったのです。

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1週間ほど前、ゲストの一人のインド人男性ジェイと家の前で立ち話をしていて、彼がジョークっぽく、

「バラが満開になったら、『薔薇の花見パーティ』をやろうよ。」と提案してくれたので、

私は「いいわね~!1週間以内に招待するわ。」と答えて、

3日後、本当に招待したのです。

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玄関に飾った薔薇と薔薇のパターンの目隠しカーテン



急な計画に夫はまごつき、「今から準備するのは無理だよ。」と言います。

「あら、準備なんていらないわ。バラを見てもらえばいいんだから。

バラを見るのは昼間の方がいいから、アフタヌーンティにしましょうよ。」


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花瓶敷もバラのパターンのアンティークレース



夫「えっ?アフタヌーンティ?そんなこと出来ないよ。」

ミモザ「あら、簡単だわ。ビクトリアで2回もアフタヌーンティへ行ったんだから、その真似をしたらいいのよ。

完璧にできなくてもいいじゃない?…『ごっこ』なんだから。

私達は『アフタヌーンティごっこ』で楽しく遊んで、おもてなしは庭のバラがしてくれるわ。」




夫「そんな簡単に言うけど、知らないよ。」

ミモザ「大丈夫、大丈夫」

楽しい空想で頭が一杯になった私は、気持ちもすっかり大きくなっていました。




「薔薇の花見アフタヌーンティー」の招待メールを

お向かいの小巡り(こまわり)さん (彼の記事はこちら→こまわりさん)、彼の奥さんアンナマリー、

パーティを提案してくれたインド人男性ジェイとその奥さんローラに送り、

小巡り(こまわり)さん以外の3人からは、楽しみにしていると返事がきました。




パーティの前日にさくらんぼタルトを焼いておいて、

さて当日、薔薇🌹は8分咲き、

朝は曇りでしたが午後から晴れ間が見えて、アフタヌーンティー日和178.png(そんなものがあるかどうか知らないのですが…)




朝、夫は家の中の掃除を頑張ってくれ、私は庭掃除、

その後、家のあちこちに薔薇を飾って、サンドイッチとスコーンの準備をして、

ちょうどスコーンが焼きあがった頃にゲスト達が到着、




みんな、近所の誼(よしみ)と言うか、裏庭から入ってくるので、

「ダメダメ、あなた達は今日はフォーマルなゲストなんだから、玄関からお入りくださいましね、オホホ…」

と言って、玄関に回って頂きました。




でないと、英国式のフォーマルな雰囲気が無いのよね …

ついでに、女性の方にはお帽子👒を被って来て頂きたかったヮ…ナンて(〃▽〃)ポッ




私がキッチンでバタバタしている間、夫はゲストを連れて庭のツアー、

その間に、何とかすべて準備が出来ました。

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その日、午前中は曇って少し肌寒かったので、

アフタヌーンティーはダイニングルームでするつもりだったのですが、

結局晴れたので、この後みんなで食べ物を庭に運び出しました。

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ティーカップは、薔薇模様のアンティークをいくつか出して、

ゲストに自分のお好きな物を選んで頂きました。




薔薇のティーポットはこの間出かけたアブハジー・ガーデンのギフトショップで買いました。

私はコーヒー党なので、その時は「ティーポットなんて使うチャンスがあるかしら?」と思ったのですが…

チャンスはすぐにやってきました!(^^)!




この日のハイライトは楽しいおしゃべりとローズティー、

庭のバラを摘んで透明のポットに入れ、

上からお湯を注いでテーブルに運ぶと、皆から歓声が起こりました。

(おしゃべりに夢中で写真を撮るのはすっかり忘れましたが)

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好評だったさくらんぼタルト



ジェイとローラはインド人、アンナマリーはオーストラリア人なので、

ゲストと私達、全員の出身国を合わせると4か国!



世界のあちらこちらに生まれた5人が、縁あって近所同士になり、

一緒にアフタヌーンティーのテーブルを囲む…なんと楽しい集まりでしょう!

ガーデニングとお菓子作りと「ごっこ遊び」を足した国際交流!?



各国のリーダー達がもう少し遊び心を持っていたら、世界はもっと平和で楽しいものになるでしょうね(^_-)-☆




それでは皆様、幸せな一日をお過ごし下さいね!


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by mimozacottage | 2018-05-31 04:25 | 友人、ホームパーティ

青い垣根2018~夢を諦めない


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(我が家の「青い垣根」2018年5月)




「青い垣根」を初めて見たのは今から11年前のこと、

隣町に用事があって、夫と二人で出かけた時です。

ちょうど車を止めたところの家の前庭が、澄み切ったスカイブルーの垣根になっていました。




ペンキの色の青ではなく、生垣にブルーの花がびっしり咲いているので、垣根全体が青く見えるのです。

近づくと、甘く爽やかな香りまで漂っています。




美しい生垣は沢山あるけれど、空のような青い花の生垣はとてもインパクトがありました。

その家は何処でも見かけるような普通の家でしたが、

青い垣根のおかげで特別素敵な家に見えて、住んでいる人の美的センスまで伺い知れるようでした。



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カリフォルニア・ライラック(学名:シアノサスCeanothus)




それは私達がこのコテージに引っ越して半年が経った頃のこと、

我が家の前庭は、家を覆い隠すほどに育った醜い木が2本あって、

生垣を入れるどころではありませんでした。




「生垣は無理でも、せめてあの木を1本庭に植えてみたい。」と思いましたが、

名前もわからず、青い垣根のあるお宅の近くへ行くチャンスは、あれから2度となくて、

青い垣根の光景は、夢か幻のようになって私の心に棲み着き、2~3年が過ぎた頃でした。




ある日、近所のホームセンターで「カリフォルニア・ライラック」と書いてある、

ブルーの花の小さな植木の苗が目に入ったので、1鉢買って庭に植えました。




その時は、その苗があの「青い垣根」と同じ植物だとは気づかなかったのですが、

苗は3~4年でぐんぐん成長し、澄み切った青空のような花をびっしりつけるようになったのです。

「あ~、もしかしたら、これなんじゃない?」「きっと、これがあの花だわ!」




カリフォルニア・ライラックは1本庭にあるだけで、十分インパクトがありました。

花の季節には目が覚めるようなブルーを愛で、爽やかな甘い香りを胸いっぱい吸い込んで満足でした。


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思いがけない転機がやって来たのは今から4年前、前庭を大改造した時です。

醜い2本の木はなくなり、

前庭の新しい石塀は高くて柵が無いのは危険なので、垣根が必要になったのです。




そこに真っ先に作りたいと思ったのは「青い垣根」でしたが、

なんと私は、「青い垣根」を持つことのありとあらゆるデメリットを考え始めたのです。




子供の頃、欲しいものが欲しいと言えなかった私は、諦めることに慣れてしまって、

今でも夢を追うより、妥協することや無難な道を選ぶ傾向があります。


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もっと普通の生け垣にした方がいいかな?

うまく育てられるかな?この家に似合わなかったらどうしよう?




もう一人の私は言います。

「いつまで夢を諦めながら生きていくの?普通の生け垣で妥協して、

10年経ってから、『本当は青い垣根が欲しかった。』と思うなんて、ナンセンスだわ。

10年後、生きてるかどうかもわからないのに…」


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小さい夢でも大きい夢でも、自分の夢を簡単に諦めてはいけない!

…自分に言い聞かせながら、カリフォルニア・ライラックを探すことにしました。





探し始めて9か月後、滅多に行かない隣町のホームセンターで、

カリフォルニア・ライラックの苗をちょうど欲しかった数だけ見つけたのです。


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遠い夢だった「青い垣根」は現実の物になりました。

澄み切った青空のようなブルーは、見た目や香りで楽しませてくれるだけでなく、

夢を追いかけることの大切さを私に教えてくれるのです。



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(我が家のシンボルツリー「関山桜」と一緒に…)


皆様の夢は何ですか?

その夢を諦めないで下さいね!




それでは皆様、幸せな一日をお過ごし下さいね!


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by mimozacottage | 2018-05-29 03:00 | 前庭

エレガントな友人夫妻の家にお呼ばれ



以前、エレガントなゲストという記事を書きましたが、

先日、その時のゲストだったシシリア&ジム夫妻からディナーに招待されました。


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(シシリア&ジム家の前庭)


その時の記事にも書きましたが、

ハワイ生まれのジムは父方のおばあ様が日本人なので、1/4日本人です。

奥様のシシリアは私より10歳位?年上のフランス系アメリカ人女性です。




女優のオードリー・ヘップバーンがもう少し長生きしていたら、

彼女(シシリア)のようになったのではないか?と思えるほど、上品で魅力的な女性です。


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オードリー・ヘプバーン(Borrowed from Bing Images: 画像はお借りしました。)



オードリーそっくりのチャーミングな外見と

唸るほど洗練された物腰や会話は私の永遠の憧れであり、お手本です✨



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さて、前庭を入っていくと、

以前、蹲(つくばい)が置いてあった所が滝になっていました。

あれ?この滝ちょっとだけ、うちの滝に似てる?



聞いてみれば、なんと我が家の滝がインスピレーションになって、業者に工事を依頼したのだそうです。

我が家の自作の滝は、ちっぽけで貧相で…こんなにかっこよくないけど、

インスピレーショを与えたと聞くのは、凄く嬉しいです173.png


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庭は何処も彼処も手入れが行き届いて、本当に綺麗✨

何度来ても、来るたびに息を飲みます。


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シシリアに出迎えられて中へ入ると、

キッチンではジムがエビの天婦羅を揚げているところでした。




ジムは料理が趣味で腕はプロ並み、大体いつも彼が料理を担当しています。

和食のような料理を作ってくれるのも、とても嬉しい♡


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室内もとっても素敵で、何処も彼処もインテリア雑誌に出てくるようなのですが、

いくら了承を得ても、おしゃべりそっちのけで写真を撮りまくるのも…と

遠慮しながら2、3枚撮らせて頂きました。


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リビングルームの大きい窓からは前庭の景色が楽しめる。




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長さ25mの競泳用?かなり大きい室内プールです。

パティオでディナーをするために、もう一度外へ出ると、

シシリアが庭や植物の説明をしてくれました。

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(パティオ)

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(デザートはダイニングルーム:甘過ぎない美味しいデザートでした)



料理はプロのシェフの味だし、庭はプロの庭師に世話されているかのよう…

何もかもが完璧で、圧倒されそうでした。



夫と私が庭を褒めると、シシリアは、

「庭を素敵に見せたくて、今日は3回も箒で掃いたのよ。」と言います。

エレガントな外見とは裏腹に、気取らない会話…だから、彼女のことが好きなんだな~と思いました。



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by mimozacottage | 2018-05-27 11:53 | 友人の庭、園芸店など

またもや小鳥に…


またもや小鳥にやられました。

そうなるのは困るので、玄関のハンギングバスケットに隙間ができないように、

花はぎゅうぎゅう詰めに植えて、旅行中はそのバスケットをガレージの中へ隠して出かけたのです。



なのに…旅行から帰って1~2週間の間にまんまとやられてしまったのです。

毎年の頭痛の種です( ノД`)…あ~あ(-_-;)

私をこれほど悩ますもの、いったい何かと言うと…

これなんです。

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Juncoと呼ばれている鳥の巣と卵です。


ちなみに、親鳥の写真はこちらです。↓


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(画像はお借りしました。Borrowed Image from Commons Wikimedia .com)



玄関ドアの傍に掛けているハンギングバスケットは、

毎年勝手に、小鳥達の巣作りに使われてしまいます。

なんだ、可愛いじゃない?と普通は思いますよね。



私も最初の年はそうだったのです。

巣の中に卵を見つけると嬉しくて、小鳥の赤ちゃんが早く生まれないかと思い、

次は、雛鳥の巣立ちをドキドキしながら待っていました。



そんなある日、朝、玄関ドアを開けると、巣から落ちて死んでいる一羽の雛が目に入りました。

可哀そうに…私が言うと、

夫は「何か健康上問題がある雛だったから、親が巣から追い出したんだ。

仕方ないさ、それが鳥の習性だから。」と言います。

ところが、それから3日後には、残りの雛も全部同じ運命になりました。



小鳥はストレスに弱くて、ストレスを強く感じると、子育てを放棄してしまうそうです。



それから数年間、ほとんど毎年のように、野鳥がハンギングバスケットに巣を作るので、

私はバスケットの水遣りをやめて、花は枯れるに任せ、

家への出入りも玄関を使わず、他の出入り口を使って、極力親鳥を刺激しないように気を付けて来たのですが、



今まで雛が無事に巣立ったのはたった1度だけ、

あとは大体、雛が孵って1~2週間の間に、

雛は巣から蹴落とされ、私は小さい無残な姿を見つける羽目になってしまいます。




いくらそれが小鳥の習性だと言われても、最近はほとほと、親鳥達に嫌気がさして、

バスケットの中に、小鳥の巣や卵を見つけても、ちっとも嬉しくないのです。


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(玄関のハンギングバスケット: この中に小鳥の巣があります。)


バスケットはパンジーを抜いて、違う花に植え替えようと思っていた所だけど、

どうしよう?やっぱりしばらくこのまま放置かな?



せっかく生まれて来ても、生後1週間やそこらで親に蹴落とされて死ぬのなら、

まだ卵のうちに、目玉焼きにした方がましかしら…なんて、思ってしまいます。

しませんけどね(-_-;)



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by mimozacottage | 2018-05-25 06:44

シンボルツリーに桜 & スッキリしたエリカ☆



ドライブウェイの入口に桜の木を植えました。

この場所は我が家全体の玄関なので、前々から、

ここに立てば、どんな家族が住んでいるのか一目で分かるようなシンボルツリーを植えたかったのです。




私は食べ物の嗜好(和食♡)以外は、普段あまり国籍を意識せず、

むしろ、それにこだわらない ”地球人” というか、ジョンレノンの ”Imagine” のように、

国境や民族同士の争いの無い、平和な世界を夢見て暮らしていますが、

我が家のシンボルツリーは何か?と考えると、桜以外は思い浮かびません。




昔、へそ曲がりだった私は(今も多少💦)桜に思い入れがなく、どこが良いのかさっぱりわからなかったのですが、

今は蕾が膨み始めるとそわそわし、花びらがはらはら散るさまを見ると、何だか心が疼きます。




桜は同時に、日本語や日本文化を愛する夫にとっても、アイデンティティを表すような樹木だし、

「この家には桜がピッタリだね。」と二人の意見が合ったのです。


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桜の品種は、英語で”Kwanzan” と表記されていて、漢字で書けば「関山」です。

先週、夫がホームセンターで偶然見つけました。




本当は「ソメイヨシノ」とか、「フジヤマ」という品種が欲しかったのですが、この辺りでは見つからなくて、

やっとインターネットで探し出したけれど、

いざ注文しようとすると、サイトの注文フォームが途中で消えてしまいます。




2年間くらいそんなことを繰り返して、今年になって、やっとその理由がわかりました。

アメリカの他州からワシントン州への桜の木の移出は、法律で禁じられているのです。(なぜ禁止なのかは不明)




この品種、欲しかったものと違うので、正直言うと、最初はちょっとガッカリ感がありましたが、

「関山」のことをネットで調べてみると、花びらの色が濃いので桜の塩漬けに利用されるとのこと、

桜茶が楽しめたり、和菓子の飾り付けに使えます。




…おお、それこそ、我が家にピッタリじゃん(〃▽〃)ポッ ← 結局、いつもそこに結びつく?




次にエリカの話題です178.png

実は旅行前から、ボサボサ頭のエリカ様達が気になってしょうがなかったのですが、

出発間際に、この子達を散髪する余裕はなくて、見なかったことにして出かけました。



散髪前のエリカ ↓
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そして、昨日、半日がかりで頑張った結果、こうなりました。↓



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今まで自由奔放、「長靴下のピッピ」のようだった子達が、散髪した途端、

優雅なお帽子を被った「小公女セーラ👒」に見えて来ましたよ。




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by mimozacottage | 2018-05-23 04:15 | 前庭

うちの庭も悪くない


どんなに素晴らしい旅でも、最後の方にはいつも家に帰りたくなります。

家に帰れる喜びは、旅の喜びよりも数倍大きい。



とは言え、よそで素晴らしい庭を見た後で家に帰ると、

自分の庭がつまらなく見えることがよくありました。

しかし今回は、いつもと違った。



圧倒的な美しさを誇るブッチャート・ガーデンでは、花の海にちょっと溺れてしまった感じ、

我が家の庭はこじんまりして、その方がいいんじゃないかな?と思い、



岩だらけの傾斜地に花を咲かせたアブハジー王子夫妻の庭を見た後は、

自分の庭にガッカリすることもなく、

庭づくりのヒントがいくつも見えてきました。

きっと、二人の愛の力を分けてもらったのでしょう。



特に、私は今まで我が家の裏庭が傾斜地になっているのが不満でたまらなかったのですが、

取るに足らない贅沢な悩みに思えて、長年の不満がきれいさっぱり消え去りました。




さてさて、良いエネルギーで一杯になり、

早速新たな気持ちで、庭づくりを始めようと思った矢先、

ちょっと体調を崩してしまい、庭の手入れはあまりできてないのですが、今日は我が家の庭の様子を見て下さい。



最初に旅行出発直前の裏庭、ホワイト/ブルーガーデンではスズランが満開でした。


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旅行から帰って来ると、スズランは終わっていて、

入れ替わりに、ボーダーガーデンで芍薬の蕾が膨らんでいました。



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天気の良い時は花が開いて、蜂が蜜を吸いにやって来ます。



ボーダーガーデンの奥、ブッドレアの木の下では、

3色のルピナスのうち、ブルーが5分咲きです。



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ブルーから白、そしてグリーンに…グラデーションになっているのが好きです。



ポタジェ予定地は、ウサギ対策のフェンスが出来ていないので、

葉物野菜が植えられず、ポタジェはまだ始まっていません。

裏庭が「ウサギ・フリー」になる日が待ち遠しい✨



今は地肌ばっかり目立っていますが、アイリスが満開です。


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こっちは去年、和風ガーデンの前の芝生を剥がして植えたアイリス、

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手入れが行き届いてないのが、丸見えですが…💦



車庫前庭はピンクのシャクナゲが花盛り、アルケミラも咲き始めました。


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アルケミラは、もうずっと前、ターシャさんのお庭の写真集で、

庭の一部が、ぼお~ッと薄黄色の霞がかかったようになっているのを見てから憧れでした。

3年前、日本人友人Tちゃんから分けてもらった4株がすくすく育っています。



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去年は毀れ種で沢山出た芽をそのままにしてましたが、

今年は苗が大きくなったので、欲しい場所にちょっと植え替えました。

車庫前庭に薄黄色の霞がかかるのも、遠い夢ではない気がします 178.png



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by mimozacottage | 2018-05-21 07:01 | ボーダーガーデン

グルジアの王子夫妻の庭でアフタヌーンティ:ビクトリア


旅にハプニングは付き物だ。

想定外の事故や事件が起きたり、反対に想定外な嬉しい出会いもある。

ブッチャート・ガーデンに来るのが目的だった今回の旅、

なんと、ビクトリアを立つ前日に、ブッチャート・ガーデンよりも心惹かれる庭に出会ってしまった!



ビクトリアは風光明媚で見どころ満載の街、

ここへ来るのが今回で4回目になった私達も、まだ行ってない場所が一杯ある。

観光案内所でお勧めの場所を尋ねると、アブハジー・ガーデン(Abkhazi Garden)を勧められた。


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(アブハジー・ガーデンへ行く途中、海岸線沿いの散歩道)


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(散歩道から太平洋が見えた)


ビクトリア中心街から車で8分ほどで、「アブハジー・ガーデン」と思われる場所に着いた。

住宅地の中にひっそりと佇むその庭は、入口がうっそうと茂る金鎖の木で覆われ、

駐車場もないので、ここが「園芸家の間で国際的に有名な庭」だと聞いても、俄かには信じ難い。


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半ばキツネに抓まれたような気分で門を開けた私達を出迎えてくれたのは、

樹齢70年という巨大なシャクナゲだった。

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夫の提案で先にティーハウスに行き、庭はその後じっくり見ようということになった。

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(ティーハウス)



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ティーハウスの席はティーカップの収納棚のすぐ傍だったので、

コレクションをじっくり見せて頂いた。

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夫は「アブハジーブレンド」と名付けられた特別ブレンドティー、

私はアールグレイを注文した。


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甘い物はすべて甘さ控えめで、日本人の口によく合う。

甘いものが苦手な夫も美味しいと言った。

プリザーブは、庭で採れたブルーベリーから作られたそうで、

家庭で手作りされたような優しい味だった。



アフタヌーンティーの後、シャクナゲやつつじが満開の庭に出た。

庭は1エーカー(1224坪)なので、ブッチャート・ガーデン(55エーカー)とは比べ物にならないほど小さい。

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だが、この庭には、壮大でロマンチックな恋物語が隠されている。

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グルジア、アブハジー王朝の末代、ニコラス・アブハジー王子は、

ソ連のグルジア侵攻時に父親を殺害され国を追われて、母親と一緒にフランスのパリへ逃れた。

1922年、上海生まれのイギリス人ペギー(Peggy Pemberton-Carter)は、

養母の旅行の付き添いでこの地を訪れ、偶然、亡命中のニコラスと出会う。

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出会ってすぐに惹かれ合った二人は、散歩やギャラリー見学などを一緒に楽しむようになり、

ペギーが上海に戻った後も、二人の共通言語であるフランス語で文通を続けた。


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だが、第2次世界大戦の勃発で、二人は会うことはおろか、手紙の交換もできない状況に陥った。



フランス軍兵士になったニコラスはドイツ軍につかまって、ドイツで捕虜生活を強いられ、

一方、ペギーは旧日本軍支配下の上海で、収容所に送られてしまったのだ。

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1946年戦争が終わり、収容所から解放されたペギーはアメリカ・サンフランシスコに渡った。

その後、カナダのビクトリアに1エーカーの土地を買い求め、小さなバンガローを建てて引っ越した。

ある日のこと、その家に、13年もの間音信不通だったニコラスから手紙が届いた。



手紙には、その年の秋にニコラスがニューヨークに行く予定があり、

その時に会えないものだろうか?と書いてあった。

ニコラスは、ずっとペギーを探し続けていたのだ。



秋、ニューヨークに飛んだ彼女を待っていたのは、ニコラスからのプロポーズの言葉だった。

3歳で孤児になり、運命に翻弄され続けたペギーは1946年11月、

グルジア・アブハジー王朝の末代王子、ニコラス・アブハジーの妻になった。

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アブハジー王朝最後の王子と言えど、

革命や戦争ですべてを失ったニコラスには、王宮と呼べるような家はない。

ニコラスがビクトリアのペギーの家へ引っ越すという形で、二人の新婚生活は始まった。



小さなバンガローに住みながら、二人で暮らせるちゃんとした家を建て、

それから40年間、ニコラスが84歳で亡くなるまで、二人は庭仕事をしながら仲睦まじく暮らした。

その家が現在はティーハウスと呼ばれ、アフタヌーンティーや軽食が出される場所だ。

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(写真右上に見えている家がティーハウス)



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二人の庭は、岩だらけの傾斜地で力強く根を張り、花を咲かせた。

戦争や運命に翻弄され、13年間引き離された後も愛を貫いた王子夫妻のように…

ペギーの回顧録によると、子供のいない二人は庭を自分達の子供だと思って大切に育てたそうだ。



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ブッチャート・ガーデンは大好きだが、高い入場料を取って観光客を集める「観光用の庭」という印象は否めない。

一方、この庭は、人に見せるためでなく、子供を慈しむように大事に大事に育てられた庭、

華やかさは劣るかもしれないけれど、人を包み込むような温かさがあった。


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(アブハジー王子夫妻)


アブハジー・ガーデンのウェブサイトはこちら→ Abkhazi Garden



バンクーバー島旅行記はこれで終わりです。ここまで読んで頂き、ありがとうございました。


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by mimozacottage | 2018-05-18 03:13 | 旅行(カナダ) | Comments(16)

アンティークショップと漁師の桟橋:ビクトリア


旅に出ると、ほとんど何処でも覗いてみる店があります。

アンティークショップです。

ビクトリア3日目のプランは「市街地の探索」だったので、午前中アンティークショップに行きました。



私はバラ模様のアンティーク・ティーカップをコレクションしているので、

気に入ったカップがあると、1回の旅行に1客だけ買っています。

少しずつ増やしていくのが楽しみと言いたいところですが…しょっちゅう壊すので、数はあまり増えません💦



今回はティーカップの外に、アンティークレースを見つけたいと思っていました。

我が家の玄関ドアの横には、細長い透明のガラス窓があって、そこから家の中が丸見えなので、

目隠しになるようなレースが欲しかったのです。



ホテルから歩いて10分ほどの所に、

その名も「アンティーク通り」と云う通りがあったので、行ってみました。


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これはお店ではなく誰かのお住まいですが、私が好きなチューダー形式の家、

ビクトリアでは、雰囲気のある家をよく見かけます。


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最初に入ったお店、ん?百万円もする高級アンティーク家具が所狭しと並んでいる。

ささやかな買い物をするためにやって来た私達は、場違いでした('◇')ゞ


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私達が買い物をしたアンティークショップ、通りからは小さく見えますが、

奥が広くて、沢山の収納ケースが置いてありました。


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コレクションは収納ケースごとに持ち主が違っていて、店はオーナーにケースを貸し出し、

オーナーに代わって、中のコレクションを売っているのだそうです。品揃えが良く、見応えがありました。


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私が買ったアンティークレースとティーカップ



アンティークショップの買い物を終えて、午後はビクトリア湾へ行きました。

夫はフィッシャーマンズ・ワーフ(Fisherman's Warf:「漁師の桟橋」の意)まで、

ウォータータクシーに乗りたいと言います。



数年程前までは、タクシー乗り場にバス乗り場のような時刻表があって、

それに合わせて船を待ったものですが、

今は乗り場に電話番号が書いてあって、携帯でタクシーを呼び出します。

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「ウォータータクシー」と呼ばれている船です。

料金は一人6ドル(600円ちょっと)、乗り合いになることが多いのですが、

今日の乗客は夫と私だけだったので、本当にタクシーのようでした。


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タクシーの真上を水上飛行機が飛んでいきました。

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タクシーの中から別のタクシーを見ています。

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桟橋に着くと、

なんとラッコが私達を歓迎してくれました。手前の方に写っています。

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ラッキーなことに、私達がランチを食べたベンチのすぐそばを泳いでいきました。

そのあと、アザラシもすぐそばに来たのですが、

その時はカメラが間に合わず、残念💦

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新鮮なムール貝をその場で料理してくれる屋台のようなお店でランチを買い、

ベンチに座って頂きました。

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桟橋には食べ物屋さんだけでなく、鯨ウォッチングツアーやカヤックレンタルの店などもあります。

写真の手前は雑貨屋さん、

その向こうはフローティングハウスと呼ばれる一般住居です。

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帰り道はタクシーに乗らず、ビクトリア湾沿いの散歩道を歩きました。

途中で、夫が「アッ、あれはなんだ?日本語で『友情の鐘』って、書いてあるぞ!」と叫びます。

近づいてよく見ると、岩手県盛岡市(ビクトリアの姉妹都市)から、ビクトリア市民に贈られた「友情の鐘」でした。

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この鐘は、2011年3月に起きた東日本大震災の時に、

被災地に支援を贈ったビクトリア市民へのお礼として、贈られたものだそうです。



英語と日本語で、

「ビクトリア市民の心温まる支援でどれだけ勇気づけられ、復興の励みとなったかわかりません…」

と書いてあります。



日本のことを心配し、支援してくれたビクトリア市民が沢山いたなんて、これを見るまで知りませんでした。

心の中で、ビクトリア市民に一杯、お礼を言いました。

震災当時、福島県に住んでいた私の長女も被災したのです。



この日の夜は日本食レストラン「千鮨」、ウエブサイトはここをクリック→ Sen Zushi

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夫が注文した刺身の盛り合わせ



これを作って下さった板前さんは、なんと中年のカナダ人女性、

大学で日本語を学び、旦那様は日本人男性だそうです。

仕事のやり取りも全部日本語、



まるで芸術品のような盛り付けや、美しい日本語の話し言葉もさること乍ら、

引き締まった体によく似合う作務衣風な衣服、褐色の髪はさっぱりしたシニヨン、

溢れるような清潔感があって、とても素敵でした。



それでは皆様、幸せな一日をお過ごし下さいね!


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by mimozacottage | 2018-05-16 03:34 | 旅行(カナダ)

花の海とアフタヌーンティー:ブッチャート・ガーデン



バンクーバー島の2日目は、

今回の旅の目的であるブッチャート・ガーデン(Butchart Gardens→ウェブサイト)へ行きました。

私達は今まで夏2回、冬1回ここに来ていますが、今回は春の庭がどんなものか見に来たのです。



この庭は、カナダ国内やアメリカのワシントン州では、

「庭に興味がない人でも一度は訪れる」と言われるほど有名な庭です。

まず入口付近のお出迎えガーデンから見て下さい。

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ここだけでもお見せしたい写真があと10枚ほどあるのですが、なにぶん庭が広いので、

ここは1枚だけにして次に進みます。


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周りの庭と比べて低い位置にあり、沈んでいるように見えるので、

サンクンガーデン(Sunken Garden:沈んでいる庭)と呼ばれているこの庭、

ブッチャートのメインガーデンです。

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カナダが誇る文化財、ブッチャート・ガーデンの歴史は、

セメント技術者のロバート・ブッチャート (Robert Butchart) とその妻ジェニー(Jennie)が、

1904年、オンタリオ州からバンクーバー島へ引っ越して来た時から始まりました。




夫のロバートはここでセメント工場を作り、

妻のジェニーは、広大な土地を生かした庭造りができないものか?と考えました。

セメント業で成功した夫の財源を元に、石灰質の土壌を改良するための大量の土を運び入れ、

最初に作った庭がこのサンクン・ガーデンです。


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観光客はカナダやアメリカだけでなく、アジアやヨーロッパ、世界中から集まってくるので、

世界中の言葉が飛び交い、時々自分がどこにいるのか分からなくなります。

ネイティブカナディアンの象徴、トッテムポールを見ると、

ここはカナダなのだと実感します。

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何処へ行っても花、花、花、花の海…

5月中旬ですが、チュリーップがまだまだ頑張っていました。

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このユニークな形の庭は「スターガーデン」と呼ばれています。

カモのために作られた庭なのだそうです。

近くには、ローズガーデンもあるのですが、バラはまだ固い蕾でした。



ところで、ここへ来た目的は花を見るだけでなく、もう一つありました。

庭を眺めながら楽しむアフタヌーンティです。


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甘いものが苦手な夫はアフタヌーンティの代わりにランチを頼み、

私はもちろん、アフタヌーンティを注文しました181.png


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生憎、この日は窓際の席に座れず、写真はティールームの出入口から撮りましたが、

運よく窓際に座れることができれば、この景色を見ながらお茶やランチを楽しめます。

おなかが一杯になったところで、最後のお楽しみは日本庭園です。

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本当にどこを見てもため息が出るほど素晴らしくて、これらの写真はほんの一部です。

実際、どれをブログに載せたらいいか迷いに迷いました。

大好きなブッチャート・ガーデン、ブログを読みに来て下さった皆様も楽しんで頂けたら幸いです。


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それでは皆様、幸せな一日をお過ごし下さいね!


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by mimozacottage | 2018-05-14 07:58 | 旅行(カナダ)

義母の魔法の言葉



昨日夕方、バンクーバー島旅行から帰ってきました。まだ旅行記を書いている途中ですが、

今日は「母の日」に因み、ずっと書きたかった義母の思い出を書こうと思います。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




夫と私が結婚したのは13年前の7月だから、8年前亡くなった義母との付き合いは僅か5年、

その間ずっと別々の州に住んでいたので、それほど深い付き合いではなかったが、

今思い出しても心が温かくなる思い出が沢山ある。


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(195X年、夫が1歳半の時の義母と夫)



義母と最初に会ったのは私達の結婚式の前夜、

家族と結婚式の証人だった夫の元上司夫妻だけを招き、レストランでディナーパーティをした時だった。




当時、義母が住んでいた州からワシントン州への直行便はなかったので、

義母は前日の朝3時半に起きて家を出発、途中で飛行機を乗り換え、夕方頃にシアトル空港に着いた。

その時84歳だった彼女は、義弟とお嫁さんに支えられ、杖を突きながら遠路はるばるやって来てくれたのだった。




初対面の前夜、私は緊張のあまり一睡も出来きず、

パーティの時にどんな人と話し、どんな言葉を交わしたかとか、全く覚えていない。

結婚式当日、義母は式の始めから終わりまでずっと涙を流し続けた。



彼女は誰とでもすぐに打ち解けるような人ではなかったが、式が終わった後で涙ながらに私の手を取って、

「息子を幸せにしてくれてありがとう!」「あなたはとても美しいわ。」「あなたのことが大好き。」

と言い、しっかり抱きしめてくれた。



私は元義母(前の結婚で義母だった人)のことが好きだったが、

彼女の方は、私(ミモザ)のことが嫌いとはっきり言うような人で、

そのことで随分傷ついた過去がある。



だから、今の夫と結婚する時、

「最低限の付き合いはしても、私の方からは絶対義母を好きになったりしないでおこう。」と

心に固く決めていた。



それなのに、

向こうの方から先に、「あなたのことが大好き」と言われ、戸惑った。

義母の言葉は、まるで魔法のように心の中の冷たい氷を溶かし、私は本来の自分を取り戻した。



それから2年後、義母は脳梗塞で倒れ病院へ運ばれた。



その時近くに住んでいた義弟夫婦の話によると、

義母は幸い一命はとりとめたが、右半身と口に麻痺があって言葉がちゃんと出てこないし、

頭もぼんやりしているようで、支離滅裂な行動を取るらしい。



翌日、朝一番の飛行機で夫と私は義母の病院へ向かった。飛行機の中で私は考えた。

「お母さんがそんな状態なら、私の顔を見ても誰かわからないかもしれない。

私を見て、『この東洋人は一体誰なの?』と他の人に聞くかもしれない。

そうだったとしてもガッカリせずに、できるだけのことをして上げよう。」



私は夫の姉や弟妹の配偶者の中で、最後に義理の家族になった。

知り合って一番日が浅いし、その間あまり会える機会もなかったので、

脳梗塞を患った義母が私のことを忘れてしまっている可能性は十分あり得る。



病室に入ると、2人の義姉(メグ姉さんとジョー姉さん)がいて、義母の足をマッサージしていた。

義母は私の顔を見るなり涙を流し、不自由な口で何かを一生懸命喋ろうとする。

私が誰なのかはっきりわかるようだった。



唸るような濁声の後、絞り出すように「あなたが大好き。」と言った。

言葉はすごく不明瞭だったので聞き取りにくかったが、口の動きで何となく言ってることがわかった。



メグ姉さんが横から、「母はあなたのことが大好きだって言ってるのよ。」と私の理解を助けてくれた。

その後、「あなたは美しいわ。息子を幸せにしてくれてありがとう。」(*私はちっとも美人ではありません💦)

結婚式の時だけでなく、それから後も、いつも会うたびに言ってくれた魔法の言葉を

一生懸命、絞り出すような声で言われて、私は涙が止まらなくなった。

夫も傍で涙を拭った。



義母はその後、介護付き高齢者ホームに移り、夫と私は時々会いに行った。

山やバラを愛した義母を山の裾野やバラ園へ散歩に連れ出すと、

義母は子供のように目を輝かせて喜び、後で嬉しそうに、そのことを夫の姉2人や弟妹達に話したという。

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(2008年12月、義母と私)



義母は3年足らずを高齢者ホームで過ごした後、静かに旅立った。

残された義母の部屋には、子供や孫の写真が一杯壁に飾ってあったが、

私達が新婚旅行の時に撮って義母に送った写真は、美しいバラ模様の白い額に入れて飾ってあった。



私は彼女の言葉を心の額縁に入れて、一生の宝物にしている。




それでは皆様…誰かのお母さまである方もそうでない方も、

良い母の日をお迎え下さいね!




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by mimozacottage | 2018-05-13 05:26 | 家族