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コスタリカ旅行6:インフルエンザ+土砂崩れで山越え


カウイータ国立公園を観光した日の夜、頭が痛み始めた。

眠ろうとしても、ガンガン痛む頭と湿ったマットレスのせいで眠れそうもない。

家に帰りたい、家の温かいベッドで休みたい…痛切に思った。



夫から勧められた風邪薬を飲んで、やっと眠りに着いたが、

夜中、屋根を激しく打ちつける雨の音で目が覚めた。



バスルームに行くと、天井からぽたぽた雨漏りしてて、床の上に小さな水たまりが出来ていた。

そのホテルは4泊の予定だったが、あと2泊もこんな所で過ごすなんて耐えられない。

雨漏りのするバスルームは寒気がするし、惨めで泣きたくなった。



翌朝、夫も「ヨーロッパ旅行の時は、テープを巻き戻しするようにゆっくり時間を楽しみたいと思ったけど、

今はテープを早送りして、さっさと家に帰ってしまいたい。」と言う。



支払い済みの宿泊料を全部無駄にしても、このホテルを出て別のホテルに移りたい。

夫がホテルのマネージャーにそれを伝えに行くと、

向こうから先に、この土砂降りはあと2日続くので、

もし私達がここを出て他の町へ行きたいのだったら、残り2泊分の宿泊料は返すと言ってもらえたそうだ。



夫は、私の体力がもつなら、サンホセまで戻ろうと言う。



私は咳と頭痛でぐったりだったが、2時間余り車に座っているだけなら、

何とか我慢できるのではないかと思った。

とにかくこのホテルを出て、乾いたマットレスのある普通のホテルに移りたい。



幸い、夫の症状は私よりずいぶん軽かったので、

正午前、彼の運転でサンホセに向けて出発した。

出発から2時間くらいまではほとんど渋滞もなく、何もかもスムーズだった。



「よかった!サンホセまであと3、40分で着きそうだよ。

ホテルに着いたらすぐに休めるから、もうちょっと頑張ってね。」



夫はそう言って励ましてくれたが、それから5分もしない内に前の車がノロノロ運転になった。

少し行くと長い渋滞ができていて、渋滞の先頭は見えない。



どうなっているんだろう?



沢山の車がこっちへ引き返してくるので、こっち側の人達は引き返してくる人達にスペイン語で何かを聞き、

聞かれた人達は何かわめきながら通り過ぎる。

すると、ほとんどの人が方向転換して来た道を引き返していく。



私達には何が起こっているのかわからない。

「英語が話せる人はいないかな?どうしたらいいんだ?」夫が言うので、

「”¿Habla inglés?” (スペイン語:英語が話せますか?)って聞いたら、英語を話せる人は答えてくれるよ!」と私は言った。



すると、一人の人が英語で答えてくれた。

「この道は土砂崩れで通行止めだ。回り道でサンホセまで行く道が一つあって、

大分遠くなるけど…その道を行くしかない。」



もう少しでサンホセに着き、ベッドに横になれると思ったのも束の間、

またこれから、知らない道を回り道で行く?

…体力はギリギリ、頭は割れそうに痛んだので、それを聞いてゾッとした。



夫「でも、一体何処にそんな回り道があるんだ?このGPSは高速しか載ってないよ。」

「ほらあそこ!長い列になってるから、あれについて行けばいいよ、きっと。

だって、私達みんなサンホセに行くつもりで、同じ高速に乗ってたんだから。」

高速を下りたところの長い車列を指して、私は言った。



後でわかりましたが、その道は山を越えてサンホセまで行く道でした。

高い山の頂上まで曲がりくねった道をのろのろ運転で上って行って山を越え、

またくねくねと曲がった道を下りてくるのです。



車の中からたまにチラチラと見えた山の景色は絶景でした。

珍しい花も見えたので、写真を撮りたかったけど、

体がだる過ぎて、足元に置いたバッグからスマホを取り出すこともできません。



山の頂上付近では、動物園で見たのと同じ小さな黒いサルが10匹ほど群れになって、

道端にしゃがんでいるのも見えました。

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(これは動物園で見た猿ですが、これと同じ種類の野生の猿でした)



こんなに綺麗なところ、今まで見たことがない!と思ったけど、体が…

美しい花や野生の猿を目前にして、写真に撮れないのは残念だったが、もうそれどころじゃない。

私は割れそうに痛む頭痛に耐えるのが精いっぱいで、時々唸り声を上げて気を紛らせた。


f0359879_06041356.jpg




これは山を下りて来る途中、夫が「あッ!」と叫んだので、

「えっ?何?」必死でスマホを取り出してシャッターを切った唯一の写真です。

滝は泥水になってゴウゴウと流れていました。



雨で前が見えず、急カーブの多い細い道、後ろの車はみんな焦って迫って来るし、

夫はいつ事故になるか?と怖かったそうです。



結局、その山越えに要した時間はなんと4時間半、

Limón(リモン)を出発して合計6時間半、私達はやっとの思いでサンホセに辿り着いたのでした。

コスタリカ旅行7(最終回)に続きます。



それでは皆様、幸せな一日をお過ごし下さいね!


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by mimozacottage | 2018-02-25 07:27 | 旅行(中米)